活動のご報告1〜靴屋のエプロン〜

こんにちは、こんばんは。

前回の投稿でも書いたのですが、2022年に取り掛かったこと
2023年に取り掛かることを少しずつこちらに残していきます。

時系列が前後したり、後は季節感が外れてたりとあるんですが・・
軽やかにお付き合いいただけたら嬉しいです。

まずは、これまでもこのブログでも話題にしてきた
靴屋のエプロンについてです。

おかげさまでこの春で工房を構えて丸20年。

腰紐を締め直し、この先の20年もしっかりとでも軽やかにものづくりと
向き合っていきたいという気持ちを込めました。

この度製作した分は全て完売となりましたが、
活動のご報告として、また今後製作することになった場合の
カタログのような位置付けとして、こちらに記録させてください。
(たくさんのご利用をありがとうございました)

以前に投稿した内容と少し重複する部分のありますが改めて
よろしくお願いします。

以下靴屋のエプロンの詳細です。
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とにかく作業をする上で、できるだけ着用という点でも
作業着としてもストレスが少ないエプロンを目指して作りました。

もちろん、「靴屋の」なんてつけてますが、別に靴屋だけのためでなく
どんな立場の方にも気軽にでも便利に使っていただける一枚に仕上がりました。

形は至ってシンプルはホルタータイプで腰紐で留める形です。

ですが、よくあるエプロンを作っては話にならず。
これまで不便を感じていた点を洗い出し、改良しました。

まずは首紐。


首紐自体を外せるように、そして長さ調整がしやすいように
各側2段階計4段階で長さ調整をできるようにしました。


作業によって理想の首紐の収まり(正確には胸当て部分の収まりぐあい)
は異なるため、細かく変えられるようになって作業がグッと楽になりました。

また、外せることで首紐だけを洗濯、というお手入れも可能に。
(洗い替え用にスペアもお付けしました)

首紐を外せるようにしたことで、胸当て部分を内側に折り返して
使うとギャルソンエプロンのような使い方も。


この使い方は想定外でしたが、首紐が裾から出てこず便利だなと思い
お求めくださった方にもおすすめしました。

そして今回このエプロンを作る上で一番力を入れたのはポケットです。

一般的にエプロンのポケットは前面の胸部、または腹部あたりに
取り付けられていることが多いのですが、靴づくりにおいてとても
融通が効かないなといつも感じていました。屑はたまるし、靴に当たるし
座ったままだと物の出し入れもしづらいし・・
かと言ってポケットがないのは融通の効かなさを超える不便さ。

そこでどこにどのような形状のポケットがあると便利だろうかと
考えた時に、カーゴパンツを履いた時のあのポケットの便利さを
思い出し、着用した時にお尻の辺りに来るように立体型のポケットを
つけました。

屑は入らないし、ポケットに電話を入れておいても座ったままでサッと
取り出せるし、立ちっぱなしの時に持て余してた手もポケットに
すっと手を入れておくとなんか落ち着くし、食べたお菓子の個包装袋も
サッと入れられるし・・といいことづくめ。

このポケットがこのエプロン作りでの一番の手間でしたが一番の達成感です。

なお、今回ご用意したのは全部で8色。


左→右
ネイビー→モーブ→グレー→ピンク


左→右
カラシ→カーキ→ブラウン→黒

素材はリネン100%の厚地のものを探していたところ、
「冬リネン」と呼ばれる生地を起毛させた理想的な厚地で柔らかい
素材に出会いました。

近江麻で有名な滋賀県で織られた麻地を大阪の泉州で仕上げの加工を
されたものとのこと。

この生地を加工している大阪の工場は元々はウール素材を起毛させる
技術が高い工場とのことで、実際にその程よい起毛具合のおかげで
洋服に程よく乗っかり動きを妨げず、着用ストレスがより軽減されているな
と感じています。

布の世界はまだまだ勉強が足りないことが多いですが、理想を求めて
探し続けていると革と同じように偶然出会えるということを再認識でき
そしてまた一つ信頼できる業者さんと出会えた嬉しい活動になりました。

元々は全ての詳細をお伝えした上で販売開始となるべきでしたが・・
こちらの諸事情によりご紹介前に販売終了となってしまったことは
不手際だったなと反省しています。

気持ち的にはなかなか大きい仕事だったので、当分布仕事をやることは
ないとは思うのですが、反響もいただいたのでまたいつか何かのタイミングで
製作することをお約束して活動報告を締めたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
改めまして、これからもスタジオmmkをよろしくお願いします。

この頃のこと20230212

こんにちはこんばんは。

そして、随分と本当に随分とご無沙汰してしまいました。
皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?

前回も久しぶりであることを恥じるスタートからのブログ記事でしたが・
気がつけば年が明け、年度末が見える時期に。

あぁ、自分のキャパのなさが情けないですが。。
心も新たに、
今年もよろしくお願いします。

いわゆる責任世代というものに入り、自分達以外のことにも
時間を要する日々が続いていますが、スタジオmmkは元気に
やっておりました。

2022年に取り組んだこと、2023年から取り組むこと、
お伝えしたいことや生徒さんの靴のご紹介などなど、HPに
載せたいことが山ほどあるのですが、時系列が少し前後
しながらブログにしたためていこうと思います。
ゆるりとお付き合いいただけたら嬉しいです。

2023年は工房を立ち上げてマルッと20年。
続けられたことにただただ感謝。
関わってくれるすべての方々に恩返しの気持ちを持って
日々過ごしたいなと思います。

改めまして、今年もよろしくお願いします。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220902

こんにちはこんばんは。

早いものでもう9月。先月末にサンダルを仕上げた
ばかりですが、秋はじわりじわりと近づいている気配。

サンダルの製作時期とクロスするように、
(かなーり重かった)腰を上げて以前より温めてきた
アイディアに着手し始めました。

一つはルームシューズ 。もう一つは靴作り用エプロン。

今日はエプロンのことを少し。

まず先に言うと、エプロンを作ってます。
その名も「靴屋のエプロン」。そのまんまですが、
まさしく靴作りをするためのエプロンです。

靴作りを生業とするようになり、エプロンはただ洋服を
保護するためのものではなく、動きに対してできるだけ
ストレスが少ない作業着の一枚というポジションになりました。

さらに、ものづくりをする上でのアイコンでもあり、毎日
身につけるものなので自分の身体に合うものを求めるように。

あとはやっぱり気に入った色や素材も気持ちを高める上では
とても大事で。

これまで何着、いや十何着、いやいや何十着かは試して
きましたが、そんな都合の良いものにそう簡単に出会える
わけもなく。

それにエプロンってある意味すでにフォーマット化が完了
した分野かなと思うと、これからドラマティックな出会いが
あるとも思えず。

ならば、と思いこれまで使ってきたエプロンの良き点、
残念な点、こうあって欲しい点を載せた1着を作ったら
良いのではないか?との思いに至った次第です。

おっと、悪い癖で、またまた序章で長文になってしまいました。。
続きはまた書きます。

ルームシューズは完全に冬に特化した構想なのに
資材の調達で右往左往していてなかなか先に進められず
焦っておりますが。。なんとなくいい塩梅になりそうな予感。
こちらも追ってお話しさせてください。


試作中の1着。
もう何年も前から1着目は絶対に濃ゆいピンクと決めていました。
ネイビーのパンツに合いそうだなぁ。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220824

こんにちはこんばんは。

夏も終わりですが、予告通りサンダルを作りました。

前回の投稿でもお伝えしましたが、このサンダルの元ネタ(?)は
2003年に作ったサンダルです。

当時ほどのスピード感では仕上げられませんでしたが、
ここ最近の私の製作速度から考えるとなかなかの
記録が出せたかなと。(早く仕上がればいいというものでは
ないですが)

まず以前のものからの変更点としては

縫製:手縫→ミシン
ファスニング:バックル→面ファスナー

以前の仕様を踏襲した点は

底材:合成クレープ材
中敷:衝撃吸収剤全敷き

変更点については、すっきりした仕上がりを見たかったので
ミシンで。ただ、仕上げてみて思ったのは、手縫でも十分
雰囲気出せたかなとも。

ファスニングは細かな微調整が効くように面ファスナーに
しましたが、これはなかなか今の自分の体には合っているなとの
第一印象。

歩き込んでみるとまた印象が変わるかもしれないので
しばらく履いて今後の改善点に繋げたいかなと。

底材と中敷の構造を変更しなかった理由としては、
底材に関しては下からの突き上げと自重の衝撃をできるだけ
和らげたいという理由から粘り気のある合成クレープ材が
やっぱり一番適しているかなと。

中敷材は素足で履く物なのでできるだけクッション性をよく
したいという点と、サンダルは足が滑りやすいので滑っても
クッションが常に足に当たるようにしておくと安心だなというのが
これまで感じたことなので引き続き採用。

今の時点ではこの組み合わせが快適かなと思ってますが、
今後より体に適した素材などが見つかったら、あれこれと
試してみたいなとも思っています。

来年の夏はこのサンダルも20周年なので、また気持ちも
新たにご提案していければなという思いです。

ってあと一年もあるんですけどね。サンダル作りは早めに
取り掛かるに越したことないなと、猛暑だったこの夏の
大きな反省です。。

気も新たに、
オーダーをご検討中の方がいらっしゃいましたら春頃までに
ご連絡いただけると夏のスタートにばっちり間に合います。

季節関係なくサンダル履きます!という方もいらっしゃると
思います。もちろん季節問わずオーダーもお受けしています。
ぜひお問合せください。

また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220818

こんにちはこんばんは。

うっかり!と1ヶ月も間が空いてしまいました。
怠け病がまた再発してしまったようですが・・
今日からまたよろしくお願いします。

オーダーの作業もひと段落し(本当はひと段落
なんかしててはまずいのですが・・汗、オーダー
のお問い合わせお待ちしております)、
自分のことに目を向けてモノづくりをしています。

ということで、もう夏も終わり、暦の上では秋なのですが
サンダルを作り始めました。

と言っても全く新しいデザインではなく、2003年に作り
その後何度も何度も修理を繰り返して履き続けているの
ものの改バージョン。

ですが、ここ2、3年は修理も怠けてしまい
履く頻度が下がっていたのですが、今年の夏なんとなく
足を入れてみて、改めて自分の足や歩行癖に合っているなと
気がつきました。


久しぶりに履いてみたら急にまたヘビロテしたくなる
心地よさ。

ということで、来年でこのサンダルも20周年。新たな
20年を歩むために改バージョンに挑んでます。

ラフあれこれ

試作をあれこれ重ね、まずは裁断まで進めました。

気温が高いうちに仕上がるかなぁ、どうかな。

このサンダルは2003年にフジロックに行く際、移動の
車で履く楽なサンダルが欲しいなと急に思い立って
作ったんですよね。めちゃくちゃ集中して10日ぐらいで
型紙から仕上げた記憶が。

この頃の勢いというかエネルギー、復活しないかなと
いう思いも込めて..

仕上がったらまたご紹介しますね。

また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220718

こんにちはこんばんは。

例年より相当早い梅雨明けから一転、例年より360日ぐらい
早い梅雨入りなのかな?なんて天気が続きましたね。

こんなお天気もそろそろ終わりかな?と期待したいこの頃に、
2年前にお納めしたバッグの使用レポートをお客様から
いただきました。

靴はフィッティングの関係もあり、お納めした後に
着用感をお知らせいただくことが多いですが、
バッグや小物はお納めしてそのまま、ということが
多く、使用感をお聞きできる機会が少ないので
こうやってお知らせいただけること自体とても
貴重なことであり背筋が伸びる思いです。

さて、どんなバッグをお納めしたかというと、
リュックにもなるmmkコンテナー(トート)」。

HPのトートバッグのカテゴリには掲載していましたが
このブログではご紹介していなかったので裏話も含めて
改めて。

長年さまざまなサイズや仕様のmmkコンテナーを
オーダーくださっているお客様から、

「とにかくこの丸みを帯びたフォルムが大好きで、何より
使いやすいので、この要素を活かして、リュックとしても
使えるmmkコンテナーを作って欲しい」

とのリクエストが。基本はトートとして使いたいけども、
通勤などの最中にリュックになると便利だなと思う
シーンが増えてきたとのお話。

mmkコンテナーは全てが曲線で、丸みを帯び、肩から下げた時に
巾着のように袋口が自然と閉じ、体に沿うように設計しています。

これをリュックにするとなると相当難儀だなぁなんて
思いましたが、お会いするたびに使っていただいている様子を
みて、生活必需品としてくれているんだなぁということ、
とても気に入って下さっていることが泣けるほど伝わって
きていたので、お気持ちに応えたい、との思いから試作から
始めました。

試作を始めてみたところ、想像以上にmmkコンテナーをリュックに
することは知恵くらべの連続。長所と短所が表裏一体のことだらけ。

結局オーダーをいただいてから約半年ほどお時間をいただいて
お届けとなりました。

いただいた使用レポにはこうだったら良かったなというお言葉も
いくつかいただきましたが、おかげさまでトートしてもこれまで
お納めしたmmkコンテナー同様に機能と見た目、どちらも気に
入っていただけ、さらにリュックとして使用する際も勝手よく
使っていただけているとのこと。

2年の時を経て胸を撫で下ろすことが出来ました。

バッグは使う人それぞれに使用シーンがあり、ある人にとっては
とても便利でもある人にとっては不要だったり不便で、靴以上に
「こうだったら良かったのに」
のお声が多いなと感じます。

スタジオmmkではバッグや小物類も全てオーダーでお作りしています。
スタジオmmkのオリジナルアイテムのオーダーはもちろんのこと、
「こんなのがあったら嬉しい」のイメージも含め、お気軽に
ご相談いただければ嬉しいです。

なお、このリュックになるmmkコンテナーは試作品を実物見本として
ご用意しています。実物をご覧になりたいというたがいらっしゃい
ましたら是非お問合せください。

以上、今日はお仕事のこと後記、でした。

また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220712

こんにちはこんばんは。
今日もつらつらと。

前回ご紹介のグリニッジ、裏話的なことを。

サイドエラスティックシューズを作りたいなとの
思いに至ったのはパンデミックが1年は優に越えた頃。

お出かけする機会も減り、その機会があっても
いろんなことがなんとなくになっていき、
少しずつ足下を気にする頻度が下がっていくばかり。

心の中では「この感じ、何だかいやだなぁ」と思い
ながらも、出かけないことがデフォルトの世の中になり
まぁ仕方ないね、と口に出して誤魔化したり。

同じように自分だけじゃなくて周りにも何となくの暮らしが
蔓延るように。うむむ、です。そろそろ気持ちのUターンを
したいなと思った頃、

スッと足を滑り入れることができるけど、紐靴を履くときように
心のスイッチが入るような雰囲気の靴が欲しいなとの思いが
湧き上がってきました。

そこで思いついたのがサイドエラスティックシューズ
(スタジオmmk的にはグリニッジと呼びますが)
です。

スリッポンタイプだけども、紐靴を履いた時のような
雰囲気を出せるんじゃないかなと。

もちろん、情勢以外にも自分を取り巻く環境は移ろうので
これまで通りとは行かないけども、あの状況で足下に光が
欲しいな、と思えたことは私にとってはかなり救いでした。

グリニッジに限らず、
恥を偲んで言えば、私たちの作る靴や鞄、小物がだれかの
スイッチになれたらそんな幸せなことはないな、と。

そう言ってもらえるように、これからもちょっと先の
未来を楽しめるようなひと品をご提案できれば、です。

また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220627

こんにちはこんばんは。

今日もつらつらと、そして脱線は続く。
ちょっと間が開いちゃいましたが。

しかし暑いですね。梅雨明けちゃったのでしょうか。
ジメジメ期が長いのも仕事柄困るのですが、心の準備も
なく夏にやって来られると体調管理も難しいものです。

体調といえば、ですが、先日の教室で生徒さんが話して
いたことが後になってじわりじわりと響いてきたので
忘れぬうちにここに。

少し調子がすぐれないなと感じている時に出かける用事が
あるのだけども、気持ちがワクワクしなかったらそれは
本当の本当に調子が悪いとき。

ああそうだな、と手放しで納得。

体力あるなしに関係なく、調子が悪くなる年齢に差し掛かって
きました。精神年齢はなかなか引き上がらないので驚きの日々です。

その調子が体からくるものなのか、気持やらなんやらなのか、
わかりづらいなぁなんて思っていたんですが、生徒さんの
この一言で結構気持ちがスッキリしました。

話が少しそれるというか過去に戻りますが、私は30代入って
すぐぐらいの一番体力がある時に激しく体を壊しまして、
気持ちはあるのに体がついて行かないという期間が1年ぐらい
続いたんですよね。それはそれは心折れかけました。

ただ、三つ子の魂百までじゃないですけど、ちょっと反発したい
性格が功?を奏したのか、「体は調子悪いけどなんで精神まで
持っていかれないといけないんだよ」と、軽い怒りと共に気持ち
を立て直したものでした。

今思い返しても精神的タフさは自分の人生であの時が一番
だったかも、と思う一方、今あれほど体調を崩して同じだけの
気持ちでいられるかなぁと思うと全くそんな自信はなく、
絶対飲み込まれちゃうだろうなぁ、と。

ワクワク、
あんまり積極的に使う言葉じゃなかったけどいい言葉だね。

みなさん、心は体の表れ、ですよー。

スタジオmmkも関わってくれる方々にワクワクを
お届けできるよう健やかに過ごして行きたいと思います。

また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220614

こんにちはこんばんは。

今回もどんどん脱線、つらつらと。

靴教室では様々なオケージョンの方々と
一日3時間〜6時間ほどご一緒するので、
作業中はいろんな話を聞かせてもらえます。

先日

「私、無趣味なんで」

と話す生徒さん。

え?無趣味?と一瞬思ったけども、英語で言うところの
HOBBYの趣味という意味ではなくTASTEの方の趣味。
これじゃないとダメ、とかあれがいい、というのがあまり
ないんだそう。

一回取り入れてみて、自分と合うかどうか決めているってこと
なのかな、と。実際に、仕上げているものはいつも素敵で
なおかつ生徒さん本人にもよく合っている。なんでも良い
という意味ではないということは結果に現れていて。

そう思うと、無趣味ってめちゃくちゃいい言葉で実に豊か
だなと感じました。

実はここ10年ぐらい苦手と思っていたものが全然そうじゃ
なかったということが度々起きていて、その都度いろんな
ことがなんでも大丈夫状態に。

ちょっと節操ないというか、ものを作る上でこれでいいのかなと
思う時もあったのだけどこの話を聞いて少し自信が湧きました。
究極の無趣味状態になったらいわゆる“無双“ってやつに
なれるのかも?!ですね。

って、単純にミーハーになってきているだけなのかも、ですが。

それはそれでいいかなと思っているこの頃です。

最近は素敵なお話聞いたり出会ってもすぐに忘れて
しまうので、備忘録的にもまた書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220608

こんにちはこんばんは。

前回のおじいちゃんおばあちゃんになったら
の話からの派生で少しほど。

まず、スタジオmmkは夫婦共々シャツが好きです。
シャツっていいですよね。何がいいってボタンの開け具合や
袖の捲り具合で雰囲気が変わる上に体温調整がとてもしやすい。

アイロンをかければピシッとした気持ちに、
洗いざらしならラフな気持ち。

着方によってもシャキッとした気持ちになったり、
ゆったりした心持ちにもなれる。

初冬から春までずっとセーター、それ以外ずっとシャツ、
夏はところどころTシャツ、みたいな靴屋です。

二人とも好みとしてはボタンは小さめが好きです。

好きなんですが、小さいボタンの付け外しが徐々に
辛くなってきました。職業柄長年酷使し続けてきた
指先の動きは同年代に比べると鈍くなるのが早いのは
仕方ないですよねぇ。

でもシャツは着たい。ずっと着ていたい。
でも指先の動きの鈍りはおそらく止められない。

そうなると目の付け所を変えるしかないのかなと。

まず、滑りの良いボタンが付いているか見るようになりますね。
これかなり大きいです。小さいボタンでも滑りが良いとだいぶ楽。

大きめのボタンでもくぼみや形によってそれほど大きく見えない
ものがあるのも段々わかってきました。今はそういうのを
探すのも楽しみの一つになりました。

好きだったものを初めて好きになった時と同じぐらいの
スタンスで好きでい続けるのは難しいのですが、好きの
軸はそのままで、好きへのアプローチを変えて好きでい続け
るってのが可愛らしく歳を重ねる方法の一つかなぁと今は
思ってます。

靴や鞄を作るときもこのポイントを忘れずにいると
軽やかにものづくりと向きあえるな、とも思ってます。
シニア靴屋、ものづくりへのアプローチをまだまだ
広げて行きたい所存です。

シャツの余談としては、

私個人で言うと、毎年一枚、一人のお針子さんが全ての作業を
担い仕上げるシャツというのを買っています。シャツは何枚も
持ってるんですが毎年心打たれてしまいついつい。。
(よく聞く一入れ一捨てというやつできないので溜まる一方・・)

お針子さんは何名かいるのですが「この仕上がりいいなぁ」
と思って担当した方のイニシャルを確認すると
(シャツの品質表示に一緒にプリントされている)
大体同じお針子さんのイニシャルが。潔い縫い目と
仕上がりなんですよねぇ。聞いたらメンズが得意な方
なんだとか。なんだか納得。

あとは仕上がりが若々しいなと感じるとそのお針子さんは
チームの中で一番の若手だったりして。面白いですねぇ。

長いお付き合いのお客様はお納めした歴代の靴の縫い目を見て
「あの人たちも年を重ねたねー」とか思っていたりするのかな。

下駄箱展についての話、早く書けよですね。
日々脱線、都度無駄話。でもこれが楽しいお年頃です。

また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子