こんにちはこんばんは、おはようございます。
「梅雨入りした天気みたいだね」と教室の時にぽろっと言ったら
「もう梅雨入りしてますよ」と返答がきて梅雨入りしていたことを
知りました。
ということは、梅雨入りしていないと思い込んでいたら梅雨明けまで
気が付かず、そのまま夏を迎えられたのかなとか思ったり思わなかったり。
最近「知らぬが仏」が与えてくれる心の余裕を考える機会が多いです。
なんて真理的なことを口走ってみましたが、作業的には引き続き木型と
向き合ってます。
昨日一日修正作業を行い「ベースは出来上がったかな」と思っていたけど
一夜明けて今朝見てみたら「なんだか全然違うんですけど」と大きな声で
独り言。もう、全然わかってないじゃん自分ってガッカリの朝。
ものづくりってこれの繰り返し。答えはあるんだけど答えにすぐ辿り着けなくて
本当にもどかしい。でもその答えが目の前に現れた瞬間の高揚感たるや。だから
続けられてるのだけどね。
直近でやっている木型はローファー。
個人的にはローファーは大好き。高校生の時にスカバンドのスペシャルズが
大好きで、メンバーが履いていたロークのキルトタッセルローファーを三年間
履いてました。素直にハルタのローファー履いてればいいのにね、若気の
いきがり、今思うと可愛い高校時代だな。
と書いたのですが、靴屋としてはローファーは少し苦手意識が高く、
これまであまり積極的に作ってきませんでした。教室の生徒さんが
作っているのを見るたびに「羨ましい・・」なんて思っているくせに。
なんてことが長年続いていた時にローファーのご依頼をいただきまして、
これは向き合うチャンスなのでは、と思った次第です。
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木型の作業の時に実家から持って帰ってきた新聞を下敷きに。
このおかげで新聞を読む機会が増えました。今年の阪神は
強いぞー。
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今回は自分の中でのイメージもあり、プラの木型自体をかなり大胆に削り
ほぼゼロから木型を作るようなやり方をしてみています。参考にしている木型を
目の前に置き、自分の目を複写機のようにして粛々と削る時間。
この辺りもなかなか先に進まない原因ですが、、少しずつ形になっていく
様が目の前に現れるのは嬉しい。
なお、ローファーと言いましたが、少しイレギュラーな感じのローファーで
お客様のアイディアがなければ思い浮かばなかった仕様。早く形になった姿を
見てみたいという気持ち。
心がすっかりローファーで満たされているのもあり、次のコレクションは
ローファーにしようかなー、とか考えている次第。
なんて、まだ何も起きていないうちに欲を出すと良からぬ落とし穴が
待っていることは経験上わかっているのでまずは目の前のことに向き合って
いこう。。
今日は少し長くなりました。
また書きます。
スタジオmmk 鈴木満美子