この頃のこと20230612

こんにちはこんばんは、おはようございます。

「梅雨入りした天気みたいだね」と教室の時にぽろっと言ったら
「もう梅雨入りしてますよ」と返答がきて梅雨入りしていたことを
知りました。

ということは、梅雨入りしていないと思い込んでいたら梅雨明けまで
気が付かず、そのまま夏を迎えられたのかなとか思ったり思わなかったり。
最近「知らぬが仏」が与えてくれる心の余裕を考える機会が多いです。

なんて真理的なことを口走ってみましたが、作業的には引き続き木型と
向き合ってます。

昨日一日修正作業を行い「ベースは出来上がったかな」と思っていたけど
一夜明けて今朝見てみたら「なんだか全然違うんですけど」と大きな声で
独り言。もう、全然わかってないじゃん自分ってガッカリの朝。

ものづくりってこれの繰り返し。答えはあるんだけど答えにすぐ辿り着けなくて
本当にもどかしい。でもその答えが目の前に現れた瞬間の高揚感たるや。だから
続けられてるのだけどね。

直近でやっている木型はローファー。
個人的にはローファーは大好き。高校生の時にスカバンドのスペシャルズが
大好きで、メンバーが履いていたロークのキルトタッセルローファーを三年間
履いてました。素直にハルタのローファー履いてればいいのにね、若気の
いきがり、今思うと可愛い高校時代だな。

と書いたのですが、靴屋としてはローファーは少し苦手意識が高く、
これまであまり積極的に作ってきませんでした。教室の生徒さんが
作っているのを見るたびに「羨ましい・・」なんて思っているくせに。

なんてことが長年続いていた時にローファーのご依頼をいただきまして、
これは向き合うチャンスなのでは、と思った次第です。

ーーーー


木型の作業の時に実家から持って帰ってきた新聞を下敷きに。
このおかげで新聞を読む機会が増えました。今年の阪神は
強いぞー。

ーーーーー

今回は自分の中でのイメージもあり、プラの木型自体をかなり大胆に削り
ほぼゼロから木型を作るようなやり方をしてみています。参考にしている木型を
目の前に置き、自分の目を複写機のようにして粛々と削る時間。
この辺りもなかなか先に進まない原因ですが、、少しずつ形になっていく
様が目の前に現れるのは嬉しい。

なお、ローファーと言いましたが、少しイレギュラーな感じのローファーで
お客様のアイディアがなければ思い浮かばなかった仕様。早く形になった姿を
見てみたいという気持ち。

心がすっかりローファーで満たされているのもあり、次のコレクションは
ローファーにしようかなー、とか考えている次第。

なんて、まだ何も起きていないうちに欲を出すと良からぬ落とし穴が
待っていることは経験上わかっているのでまずは目の前のことに向き合って
いこう。。

今日は少し長くなりました。
また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20230607マカロニのこと

こんにちはこんばんは、そしておはようございます。

やると言ったら急にスイッチ入るタイプでお恥ずかしいやら
なんやらですが、そいういうモードに入ったので今日も少し
つらつらと。

今日はスタジオmmkのオリジナルモデルの一足である
マカロニ、について少し。

このモデルのお披露目は2008年に初めて下駄箱展を
開催した時で、それ以降定期的に関心寄せてくれる方がいて、
教室の生徒さんも作りたいと言ってくれる人が多く。
とにかく嬉しい。

個人的には上から見た時のバンプの切り替えのラインが
好きなんだけど、基本的にはマカロニの持つ印象を変えない
ようにしつつ実はこのラインもその時々で変えていて。



なだらかにしてみたり、くびれ感出してみたり。


で、今はまたオリジナルのこの感じが個人的には気持ちに
バチっとハマるなと。

マカロニは内羽根式の短靴で、構造的にはフォーマルな
靴に用いられる仕様。この様式をカジュアルになりすぎず
でも日常でも履きたくなるカチッとしたフレイバーの一足が
欲しいなと思って作り出しました。

そんな雰囲気の靴を履きたいなと思っている人が多いから、
関心寄せてもらう機会が多いのかも、と最近気がつきました。
昔はちょっと独りよがりだったからね、他の人の目線まで感じ
られてなかったかな。でも独りよがりのモノづくりも奥行きが
あって楽しい。

また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220708

こんにちはこんばんは。

今年に入ってスタジオmmkのコレクションに加わった
サイドエラスティックシューズのグリニッジです。

ブログでも製作過程を載せていましたが、
完成形をしっかり載せていなかったので、
遅ればせながらで恐縮ですがご紹介を、です。

こちらはオーダーで製作したものです。

つま先にはストレートチップ、革が切り替わる
ラインに沿って飾り穴を施しました。

特筆すべき点はやはり履き口の内外に隠しゴムを入れ
足入れをより容易にした点と、ゴムが入ることで
より深い履き口となり、ホールド性が高いところです。

ソールは革底に合成クレープゴムを滑り止めとしてつま先と
ヒールに施しています。粘度の高い素材なのでクッション性も良く、
でも耐久性も高いので長時間の着用にもおすすめです。

これから年を重ねるにあたり、足下の安定と
軽やかに足を滑り入れることのできる構造は
お出かけをより楽しみにさせてくれるんじゃないかなと
未来の自分への明るい期待を込めて、紐靴党の私ですが
今回はスリッポンタイプで作り上げました。

カチッと感のある服装にもカジュアルなお洋服にも、
どちらにも合わせやすいと思います。女性にも男性にも
年齢問わず試していただきたい一足です。

グリニッジを生み出すにあたっては、私の心の中の声が
スタートでした。このことについては次の投稿で
つらつらと書きたいと思います。

いつも最後までお読みいただきありがとうございます。
また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

今年もよろしくお願いします2022

こんにちはこんばんは。

そして、遅ればせながら、今年もよろしくおねがいします。

毎年、年末もダラダラと何かをし、年始も割と早々に何かしら
してはいるものの、靴教室がお休みだとなんとなく作業部屋の
空気もフリーズした感覚。

ですが、昨日無事に年明け一回目の靴教室となり無事に
スタジオmmkの2022年がスタートした気持ちです。

改めまして、2022年もどうぞ宜しくお願いします。

今年は靴をたくさん作る年になればいいなと強く思っています。
いや、誓います。

この情勢の影響もあり、ここ数年は特に革靴に対する世の中の
視線が大きく変わってしまったと体感しています。

実際に私も外出は以前に比べてかなり減り、様々な場で
スニーカーを履く機会も増え、靴屋でありながら革靴を
履く機会が減っていたのも事実。

ただ、その一方で時折ある外出時には、何を着て行こうか、
何を履いていこうかと考える時間も実に楽しく。そんな時に
下駄箱に安心して履ける革靴があることがどれだけ嬉しいこと
なのか、と以前に増して感じました。

以前は「おしゃれは足元から」という言葉は少し大袈裟だなと
思っていたけども、おしゃれを楽しむにはソレをサポートする
靴がないと成り立たないな、という意訳的気づきがありました。

これからも靴屋としては決して背を向けてはいけない言葉として
心に刻みながら、安心しておしゃれを楽しめる靴をオーダーお仕事でも
靴教室もでご提案していけたらと思っています。革靴に気持ちが
寄ってきましたらぜひご相談ください。

そして今年は靴教室やワークショップお仕事もより精力的に
取り組んでいけたらとあれこれ考えてます。

この情勢になってすぐころ、モノ作りの世界は実に無力だと
感じた時もありましたが、実際に教室やワークショップの
場にはこれまで通り楽しさが溢れる豊かな時間流れ、私は
本当に救われてばかりでしたし、ご参加の生徒さんや参加者の
皆さんからもこの場があってよかったと言っていただくことも
多かったです。

さらにモノ作りって作業の積み重ねではあるんだけども、
と同時に取捨選択の繰り返しでも。この相反する二つを
行き来しながら先に進むのが実に心地よいというか痛快
というか。靴教室やワークショップでもこの感覚を楽しんで
くれている人が多いのかな?と感じました。

これからもモノづくりを通してスタジオmmkの強みを
活かした楽しい時間をご提案していけたらと考えています。
靴作りモノ作を始めたいな、再開したいな、なんて方が
いたら是非お問合せください。ご一緒できれば嬉しいです。

年明け早々、長尺ブログとなり失礼しました。
これもまたスタジオmmkの特徴ですね、、。
懲りずにお付き合いいただけたら幸せ、です。

改めまして、今年もよろしくお願いします。

スタジオmmk 鈴木克利・満美子

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ありがとうございました2021

こんにちはこんばんは。

一つ前の投稿でしれっとスルーしてしまいましたが・・・
しばらく続け(られて)いた「新しい靴のこと」も
裁断どころか既に底づけも終わり磨きもかけ既に形に
なっていて、さてどこまで遡ろうかというところですが・・

新年には気持ちも新たに形になったものを含め、続きをあれこれと
ご紹介をと思っています。引き続きお付き合いいただければ
嬉しいです。

そんな今日は今年最後のご挨拶です。

今年も一年、スタジオmmkにお付き合いいただきありがとう
ございました。

振り返れば振り返るほど心残りがあるような、ないような、
色んなことがあったような、何もなせてなかったような、
複雑な気持ちの一年でした。

(もう少し本音を言うと、こんなタフな年は久しぶりだな
という思い。無事に終えることができホッとしています)

そんな中で、今年は昨年以上に自分たちの強み、
そして弱みは何かなと考える時間が例年より
多かったと感じてます。

この答え合わせは来年だけでは叶わないと思うけど、強みを
見失わなかったことが今年の光であり救いだったなと。

まだまだ歩みの遅いスタジオmmkですが、来年以降も
セットポジションはしっかりとしつつ、軽やかに楽しく
でももちろん真面目に注文靴屋道を歩んでいきたいと思います。

改めまして、今年もお気持ち寄せていただき
ありがとうございました。また来年も変わらず
お付き合い頂けたら幸せ、です。

それではみなさま、良いお年をお迎えください。

スタジオmmk 鈴木克利・満美子
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新しい靴のこと04

こんにちはこんばんは。

台風一過後の気持ち良い天気が続きますね。

個人的にはこの時期が作業にとって一番快適な気候かなと思ってます。

そんな今日も新しい靴、が仕上がっていくまでを書きます。

前回書いた釣り込みを終えたフィッティングモデルに仮底をつけ、
中敷を入れて足入れです。

実際に形にしてみると、読み切れなかった点とか深読みしすぎたことが
浮き彫りになっていくので、それらの修正のためにあれこれ施していきます。


鏡を見ながらペンでラインを入れて理想的な線を求めたり
当たりが強い履き口にはハサミを入れて程よいところまで
切り込んだり、


足入れをした状態を鏡で見て全身の雰囲気を見たり、と。

修正点が思ったよりも多く出てしまいましたが、脳内のイメージから
的が外た感じもなく、次へのステップがクリアになりました。

さてここから大胆に修正を加えるか、少しずつ歩み寄るように
修正して段階的微調整を繰り返すべきか。

悩むところですが、まずはなすべきことがはっきりしたので
そこにフォーカスしてフィッティングモデル02号の型紙作りに
入ろうかと思います。

さて、肝心の足や脚・体への影響ですが、及第点かな、というところでした。
もうちょっと攻めてもいいかなと思う部分もあれば、もう少し甘やかして
もいいのかなぁ、というところも。

今回新しい靴を作るにあたり、今の自分だけでなくこれから年を重ねていく
自分に対して差し伸べたい一足を作りたいと思ったこともきっかけの一つでした。

甘やかし、はまさにこの想いと重なる部分なのですが、少し長くなると
思うのでこの辺りはまた改めて書きたいと思います。

今日もご覧いただきありがとうございました。

また書きます。

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新しい靴のこと03

こんにちはこんばんは。

今日も新しい靴のこと少し書きます。

正確には、新しい靴を作っている途中のこと、ですね。
チラチラ見せているわりに具体的に靴のデザインに触れてなくって
すみません。(ちょっと時差のある)現場ライブと思って
ご覧いただけたら嬉しいです。

前回までにお話ししていた革パターンをもとに仕上げた型紙で
フィッティングモデルを作っていきます。

フィッティングモデルというのは試し履き用の靴のことです。

ラフの段階ではあくまで革でラインを見るだけでしたが、実際に
足を入れることで見えてくる細かい修正点と、全身で見た時の
バランスなどを見ていきます。

そして肝心なこと。実際に履いた時に足と脚、そして歩行に
どのような影響を及ぼすかを見ていきます。フィッティングの
一番の目的です。

靴単体として良きラインとバランスが出せたとしても、良き
フィッティングが得られなければ結果的に活躍する一足には
ならないのが靴作りの難しいところ。

ということで、フィッティングモデルは簡略化する場所もありますが、
本番の靴と同じ工程で仕上げていきます。

裏革も付けるし、芯材も入れます。実際に歩くので仮の底材も付けて
中敷材も入れてその具合を見ていきます。


フィッティングモデル01号、まずはつりこみまで終わりました。
実際に履いて次のステップに進みます。果たして前に進めるか、
それとも振り出しに戻るのか。

さて、
今回は当初のイメージではブローギングを前提として作り始めました。
フィッティングモデルでは片足は省略という意味も込めてフローギング
一切なしでやってみたところ


あれれ?シンプルな切り替えだけも実に良い。とても良い。
ずっと見ていたら、こっちも履きたいかも?ってなっている私たち。

ただ、ブローギングなしとなると視覚的に受ける印象が変わって
しまうので、バンプの切り替え場所などはこのままでは詰まり気味な
印象となっちゃう。さぁ、困った。どうしようかな。
ブローギングなしバージョンの型紙作りにも入った方いいかも?!

今日もご覧いただきありがとうございました。

また書きます。

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新しい靴のこと02

こんにちはこんばんは。

空気はすっかり秋めいてきましたね。
と、書き出した今日は30度を超えてますが・・


しかし、入ってくる空気が程よく乾いていて
窓を開け放っての作業は実に心地よいです。

ってことで今日も新しい靴のことを少し綴ります。

前回はラフを作ってラインを見るところまでお伝えしましたが、
そのラフを私は「革パターン」と呼んでます。

ちなみに革パターンという言葉は業界用語でもなんでもなく、
私が勝手に呼んでいるだけで、(おそらく)そんな言葉は
どの靴作り現場にも存在しないです。お許しください。

話を戻しましてその革パターン、じゃぁなんでそんな呼び方を
しているかというと、ラフで作るアッパーに直接ラインを加えたり
切り込みを入れて理想のラインを探っていくからです。
洋裁の立体裁断のような手技、かなと思います。

木型の上で描いたラインを紙に落とし込み、その型紙をもとに
革を裁断してまた木型に戻すのですが、立体→平面→立体と
繰り返すうちに誤差が生じます。

誤差が生じる理由はいろいろです。平面と立体の違いや、縫い目が入る
ことでかかるテンションの影響、素材の特性、などなど。

あとは、頭の中では理想的と思っていたラインも立体に乗せると
なんじゃこりゃ!?って雰囲気に成ってしまうことも多く(汗)

ラフの段階でそこを減らす/なくせればいいのですが、なかなか
読み切れず、私は何度か繰り返して本パターン作りに入るようにしています。
答えが分かっているのに答えが出ない、実に歯痒い時間。

でも、個人的にはこの歯痒い時間が大好きでして。
想定したことが的外れじゃなかった時は嬉しいし、
仮に的外れだったとしても、本当の的が見えてくるし。
あとは、この時間だけは本当に自分たちのための時間って感じで
単純にゲームのようで楽しい。

おまけ話のような感じですが、
若い頃に少しだけお洋服作りを学びました。

結局お仕事になることはなく、ただの服好きの人で終わったなと思って
いましたが、型紙や縫製の際のあれこれにそのとき得た知識が役立って
いると思うと服作りを学んでいてよかったなと思うことが多いです。

何より、靴はお洋服を引き立てるバイプレイヤー
はスタジオmmkのモットーの一つ。

やっぱりね、お洋服って存在が靴を生かすし活かすな、と。わずかだけども
お洋服の知識が体に残っていたおかげで靴作りと靴をいろんな角度から
見れてるなー、と。

秋冬、皆さんもおしゃれしてお出かけくださいね。

また書きます。

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新しい靴のこと01

こんにちはこんばんは。

8月に勢いよくブログを書く!と書いておきながら
またちょっと間が空いてしまい気がつけば9月も半ばに差し掛かって
おりますね・・お恥ずかしい。。

改めまして、こんにちはこんばんは。

毎度お馴染みの前置きはこの辺りにしまして、早速ですが本題です。

リッチモンドチェルシー以来、しばらく新作の靴を作っていませんでしたが、
この夏から少しずつ着手し始めました。

と言っても、このご時世もあり、お披露目をする機会を設けるのも悩ましく。
せっかくなら、と思い新しい靴が仕上がっていくまでのあれやこれやを
ブログに書いていこうかなと思いました。

今回はスリッポンです。

細かくいうとサイドエラスティックシューズ、ゴム入りのスリッポンです。

個人的にですが、サイドエラスティックシューズって「これが答え」
みたいな雰囲気やラインがあって、その答えが出せないなら手を出さない
方がいいのかな?、でもやっぱり履いてみたいしの繰り返しでなかなか
作らずにいました。

でもある日、自分たちが履い歩いている姿が目に浮かんだんですよね。
それは快適そうだったんですよ。合わせるお洋服もイメージ湧いてきて。

それならばスタジオmmkフレイバーで作ってみればいいんじゃないかな?と
思いに至った次第です。

ここしばらくはラフを作りラインを見ては細かいライン修正、の繰り返し
でしたがようやく次に進めるかな?というところまで来ました。


ラフはシリアルNo.00~03。
No.03をベースにまずはフィッティングモデルを作っていきます。

ということで、今日はこの辺りで。ご覧いただきありがとうございました。
また書きますね。あ、今日のひとしなも間に挟んで行く予定です。
こちらも宜しくお願いします。

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足もシフトチェンジ

こんにちはこんばんは。

長い雨が続いた関東地方でした。大雨だった地域の皆さんに
できる限り不便がなかったことをただただ願うばかりです。
引き続き安全にお過ごしいただければ、です。

今日はひとしなシリーズは一旦お休みして、最近のスタジオmmk
の製作現場レポートを少々。

今年はリピートのお客様からのご依頼が多いです。
10年以上のお付き合いとなる方も多く、互いに元気に年を
重ねられたことを嬉しく思うばかりです。

と同時に、互いに若い頃と明らかに体は変わってきていて、木型の
見直しや新たな素材のご提案が重要となってきました。

足長(23.5cmとか25cm、って表現する足のサイズ)に大きく変化が
ないのでお客様ご自身は小さな違和感程度のことが多いですが、実際に
採寸してみると足周寸法(足の幅や甲の高さなどなど)には大きな
変化がある事が多いです。

足周寸法こそ靴においては大切な要素なので、木型を見直したり
すでにお納めしている靴に対しては中敷類で調整をご提案したり。
あとは素材でもフィット感が変わってくるので新たな素材のご紹介も。

ちょっとの施しで歩行の楽さが変わるのであれば、やらないよりも
やった方が良い、というのが火を見るよりも明らかで。リピートの
お客様には良きタイミングでご提案させてもらってます。

好きなものを、その好きだった時のイメージのまま歳を重ねようと思うと
どこかでチューンナップやシフトチェンジが必要なんじゃないかな、と
個人的に思ってます。もし今履いている靴に以前のような便利さを
感じなくなったら是非ご相談ください。

さて一方で、前回の長財布の記事でも少し触れましたが、好みは突然違う
道に進むことも。特に体と気持ちってリンクしているので体の変化に合わせて
身につけたいものの好みも変わってきたり。実際に私もそういうことが
増えてきました。そんな時も是非お話聞かせてください。互いに発見が
あってますます楽しいオーダーになると思います。

今日もご覧いただきありがとうございました。
また現場よりあれこれレポします。

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