バーサス


注文靴と教室のことと、そのほか色々やりつつ、合間を縫って
自分のことをしているmmkです。
mmkくつではチャッカブーツ誕生率が高いのでお客様に、
そして生徒さんに造りを説明をするのに現物があるととても
分かりやすいので一足作っておいてあります。それが向かって左側。
普段はこのようなカジュアルなタイプをよくご依頼いただくのですが、
同型でもう少しパリッとした感じのものが作りたいと思っていたので
パリッと靴作りに着手。それが向かって右側。
(写真少しわかりにくくてごめんなさい)
多少型紙に手を加えましたが、木型は同じ。なのに色味や底材をすこし
変えただけでなかなかすっきり仕上がりました。mmkは1年の半分以上を
ジーンズで過ごすので引き続き元祖さんの活躍率の方が高いだろうけど、
これならもうかしこまった格好にもあわせやすいかな。男性のお客様へは
スーツに合わせてもらえたら嬉しいです。
ちなみにmmkくつではこのタイプのものともうひとつ、チャッカブーツの
変形版で履き口をもう少し高くしてその履き口にスポンジを入れたタイプの
ものをよくご依頼いただいています。mmkくつの代表靴な感じなので
前者がmmkチャッカ1後者がmmkチャッカ2、と名前アリなのです。
我ながら単純で命名力のなさにびっくりですが。。。
お気づきの方もいらっしゃるかもですが、チャッカブーツだけでなく
その他の靴やカバン類も、よくご依頼いただく型はすべてmmk○○と
いう名前をつけてます。
どんだけ単純なのかしら〜。

縫い縫い


mmkくつ はmmkくつのくせに革小物やカバンなども
お客様からのご要望があれば出来る範囲で製作しています。
(ただ、独学なので緻密なものは作れないのですが、、、)
私はかなりの貧乏性で気に入って買った革で靴にも小物にも
化けることが出来ない小さい切れ端も取っておくクセがあり、
膨大な数のハンパ革が工房には存在しています。どれもこれも
お気に入りだし、いつかカバンにでもなればと思い、暇を見つけて
この革たちを配色などはあまり意識せず縫いつないでパッチワークを
しているのですが、それを見たとあるお客様が
「こ、これで財布を。。。」と強い眼差しと共にポロリ。
とくに何も考えず「いいですよー」なんて言ってみたものの、
縫っても縫っても求める大きさにはならず、しかもやっているうちに
「この色とこの色はもっと離れてないとだめなの!」と
「ここにあの色があれば、、、」と新たに切り出したりと
本来の趣旨からはずれまくる始末。。。
しかし、出来上がってみたら「渡したくない!!」と涙が出るほど
(出てないけど)とてつもない愛着が沸いて沸いて困る次第。
だってぜーんぶお気に入りの革で出来たお財布ですもの〜。
見れば見るほど愛おしいのです。
こんな愛娘も本日新しいお母さんのもとへと巣立っていきました。
いつもそうですが、手元から離れるときはさびしいものですが
今回はそれがよりいっそう強い気がします。
可愛がってもらうんだよぉ〜。
しかし、残念ながらしばらくはお受けできないですねぇ、これ。
お時間大分かかるので〜。
3,4ヶ月お時間いただけるなら検討しますが〜。
と、我ながら力作なので自慢したかっただけのmmkでした。