相方の涙


こちらはmmkくつのブレーン(?)こと、パフ君。
あまり手入れをしていなかったためか数日前に見たことも
聞いたこともないへその曲げ方をしました。
いつもどおり縫い縫いし始めるとパフ君の中から
見たこともない、ミシンの部品とは思えないくらいの小さな
小さな銀の粒がポトポトと落ちてきました。
「なんだこれ、なんだこれ」と心臓がバクバクしながらも
また縫ってみるとまたポトポト。まるで
「勘弁してちょうだいな。。。」と涙をながしているかの
ようにミシンの調子は一向に上がる気配はなくその日は
縫うのをお休み。
こちらがパフ君の涙。一緒に置いてみた10円玉と比較すると小ささがよく分かります。
翌日ミシン屋さんに連絡をし、その日のうちに来てもらえる
ことに。その時に症状を話したところしばらくは縫っていても
問題ないとのことで、ミシン屋さんが来る前に靴教室でも使用
してみました。しかし、パフ君のご機嫌は引き続き斜め気味で、
縫ってもすぐに糸が切れてしまったり、ピッチ(縫い目の揃い具合)が
くるったりの繰り返しで前日より悪化していて結局教室の作業も中断
せざる終えない始末。ますます落ち込むmmk。
夕方にミシン屋さんが来てくれて見ていただいた結果、縫うときに
革を押さえる金具の一部が緩んでいて、その金具とつながっている
ミシン内部にあるバンドのようなものに付いている銀粒が取れて
しまったとのこと。取れてしまったものは戻せないとのことですが、
押さえ金具を新しいものに変えてもらい症状は解消されれば
このまま使用しても問題ないとのことで、その後は縫い目も切れる
ことなくスイスイ縫え、涙も止まり、クールなパフ君カムバック。
これでまた今週末の教室でがんばりを見せてくれると思うと一安心。
教室でミシンが使用できなかった皆さん、本当にごめんなさい。
症状解消しましたので、また次回以降またよろしくお願いしします。
来てもらったついでにパフ君の健康診断をしてもらったところ、
mmkくつで使用しているタイプものは押さえ金具に特殊なネジを
使用していたり、下糸を巻くための構造が変わっていたりと、
ヒトクセある機種らしいです。これからはクールなパフ君のご機嫌を
損ねぬよう、日ごろのお手入れを欠かさないようにしたいと思います。
内部の確認をするときにミシン屋さんがフタをあけたのですが、前述の銀粒が付いている場所はどこなのか全くわからず。長い付き合いですが、まだまだ知らないことの多いパフ君です。