皆さま、ご苦労様でした

靴教室の生徒さんの靴をmmk靴工房のメインサイトに
アップしました。ぜひとも御覧下さいませませ。
今回はコバを出さないタイプの底付けの生徒さんが沢山いました。
コバなしのタイプの時は底材の剥離を防ぐためにマッケイ縫いという
手法を行うことが多いです。
流れとしては底を作ってから靴に貼り、完成前に一度木型から外して
靴を底材を縫う、となります。と、簡単に説明してしまいましたが
靴の中に手を入れて縫うのと、ちょっぴり特殊な縫い方をする為
つま先辺りは見えない敵と戦う感じです。使用する糸も麻糸ではなく
カラフルなクラフト用の手縫い糸。糸も針も太くて苦戦に追い打ち。。。
縫っている間、とくにつま先辺りを縫っている時の皆さん表情は
哀愁ただよう曲を歌う演歌歌手のような渋ーい表情でした。
皆さんと皆さんの手、本当にご苦労様です。
皆さんの努力をみて頂きまショー!



かくれんぼ


ある一足の横顔

かと思いきや、向こう側にもう一足靴が隠れてました〜。
茶色君は28.5センチ、緑ちゃんは23センチ。靴in靴できちゃいそうな
くらい大きさが違います。5センチ近く変わると遠近感失ってしまう
くらいですねー。
28.5センチはmmkが今まで作った靴の中で一番大きいサイズでした。
木型も重くて作業中に腕がへばってしまいそうでしたが、大きい靴は
つり込みやコバ周りの処理がしやすいなぁとも思いました。
小さい足は木型の「径」が小さくなってくるためつり込みが
大変だったりするので、一長一短ですね。
28.5センチの足のお客さまは身長もとっても高くて190センチくらい
あるそうです。足の大きさは身長に比例することが多いと思います。
現代人は日々体格が進化しているとよく耳にしますが、背が高い
男女が増えて、女性で25センチ以上も当たり前、な時代がやってくると
嬉しいですねー。
なにせmmkは足25センチなのですが、脱ぎ捨てた靴を見て「男性用?」って
よく聞かれその度に複雑な気持ちになるものでして。。。

考えに考えた人


美容師のお客さまより靴のご注文を頂いた時に
「シザーケース、作って欲しいのですが。。。」とのご要望。
専門用具だし、使い勝手がどの程度のものなのかが分からず
少し迷ったのですがお受けすることに。
というのもシザーケースの使い手は靴のお客さまの奥様で、
同じく美容師さん。既成のシザーケースは5.6丁用が多いそう
なんですが、女性は小柄なのでハサミを何丁も入れると
重くて腰がいたくなってしまうとのこと。悩んでます的な
ムードに弱いmmk,さらに奥様へのプレゼントと言う素敵な
お申し出に「喜んで〜」とお受けしました。
ハサミはメインに使う3丁だけ入れば十分な大きさで軽めに
して欲しいとのご希望。実際に試作をしてみて気が付いたことは
3丁用に仕上げるとシザーケース自体が小柄で、中に入り込んだ
髪の毛を掃除しづらい。。掃除しやすいように大きくすると
シザーケース自体が重くなってしまう。。
使ったことがない故の盲点が次から次へと現れる。。。。
うーんと考えて

シザーホルダー部分は取り外せるようにしてシザーホルダーの
髪詰まりを起こさないように。あとはコームやブラシを入れる
ポケットに広がるマチを付けて底面カバーを外して上から
フーッと息を吹きかけると髪の毛が外に出ていけるよう、
簡単お掃除ができるようにしてみました。

ちなみにこちらはハサミを入れた様子。(美容師さん用ハサミを持って
いないので図工用ハサミで失礼致します。。)
こんな風にベルトにもクリップをつけられるのポケット部分と
合わせると結構な本数挟めそうです。
初めて作ったものだし、使ったことのないものだったため
お渡しする時にはかなり緊張しましたが、大きさ、構造、デザインに
お客さまより合格を頂きました〜!今回は相当考えまくったので
本当に嬉しいです。ありがとうございます。
お使い頂いて是非感想、駄目出し等々お聞かせ下さい!

チャオ〜


しばらくイタリアに行っていたKさんから
「帰国しました〜。遊びに行ってもいいですか?」
と連絡が入ったのは今週の始め。
そして昨日素敵なお土産と楽しい土産話を持ってきてくれました。
写真はお土産とは別に差し入れで持ってきてくれたティラミス。
しかもKさん手作り〜!
イタリア滞在中に何度も作っておぼえて帰ってきたそうです。
ってことで作業そっちのけでその場にいたみんなでいただきました。
とっても美味しくてダントツ一位で食べ終わりました、私。。
Kさん、ありがとうございました、そしてご馳走様でした。
その後も談笑をしていると
「また渡伊の予定があるのですが教室再開したいです!」
って言ってくれました。わーい、これでまた一緒に作業が出来るし、
さらにはティラミスがまた食べられますねー、ぬふふ。
Kさん、改めましてよろしくお願いします。

ということで今日から早速作業に来てくれました。
まずは今まで作った靴の修理から始めました。数ヶ月間が開いていますが
すんなり作業しているところが男前〜。
今週は数年ほどお会いしていなかったお客様からご連絡を頂き
来週お会いすることになったり、結婚報告をしてくれた生徒さんが
いたり(オメデトウ!)嬉しいお知らせが多かったのでいつもに増して
楽しい一週間でした。