2012年もありがとうございました

2012年も残すところあと1日。皆様年の瀬いかがお過ごしでしょうか?

沢山の方々のおかげで今年も大変充実した一年となりました。
特に新しいことをした年ではありませんでしたし、もっとこうすれば良かったな
と思う部分もありますが、振り返ってみれば教室・注文靴ともにとても楽しい、
実りのある一年を過ごすことが出来たと思います。これも教室に通う生徒の皆さん
お客様、そして支えてくれる周りの人たちのおかげだと思います。
この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

来年2013年はmmk靴工房10周年、11年目の年です。
10年一昔という言葉がありますが、一昔前に始めたことをこうやって続られる
ことに感謝し、地に足をつけながらも新たな一年目からまた少しずつ道幅を広げて
いけるように精進していきたいと思っています。
来年からも変わらず宜しくお願い致します。

そして10周年の節目の年に、屋号を改称する運びとなりました。
現在のmmk靴工房から「スタジオmmk」へと変わります!

(あれ?mmk残し?!結局愛称一緒じゃない??!!
なんて突っ込みは入れないで下さいね。)

改称に至までは様々な理由や気持ちがあるのですが、少し照れくさい部分も
あるのでまた追々お伝えできればと思います。

写真はロンドンの地下鉄のポスターですが、この言葉が旅の間に心に
響いたのでこれからの自分たちに問いかける為にも。
(余談ですがロンドンの地下鉄のポスターは本当にどれもカッコいいです)

直訳すると「慌てなければ怪我しないよ」みたいな所だと思いますが、
「しっかり地に足をつけていれば迷うことはないね」って勝手な解釈で
意訳。思い悩む10年でもありましたが、心が固まっていく10年でもありました。
とにかく浮き足立たずにでも少しでも数歩先も見ながらコトを運べるようになれる
ように、との気持ちをこめて。

改めまして、今年も大変お世話になりました。
今日がmmk靴工房として最後のご挨拶かと思うとすこし寂しい気持ちもありますが
来年以降スタジオmmkとなりましても変わらず宜しくお願いします!

それでは皆様、良いお年を!

2013年12月30日
mmk靴工房
堀部満美子 鈴木克利

秋休みのご報告07

プラハ編02

毎日のように「この冬一番の寒さです」と天気予報で言っているのを聞きますが
秋休みのご報告プラハ編その2です。今日はプラハからバスで3時間程で行ける
世界遺産の街、チェスキークロムルフです。

チェスキークロムルフはチェスキークロムルフ城を中心にその景観の美しさから
街全体が世界遺産に指定されています。世界遺産に指定されていることもあり、
街並はとても綺麗!

なのですが、やっぱりここはチェコなのでいたるところに
とか

みたいなヘンテコな人形が待ち構えています。

チェコは人形劇がとても有名でプラハだと人形劇用の劇場なんかもあったりするので
マリオネットを売る人形屋さんがいたるところにあるのですが、だいたいのものが
不気味(笑)あ、これはあくまで良い意味でです。

マリオネットの集合体。

私が足を運んだ11月上旬は冬期にあたる為、観光客も少なめなせいもあって
お店に入ると店員さんも熱心に寄ってくるのが怖かった。。

ただ、今回のチェコの旅で苦戦ポイントは食事が合わないってのはあったけど、
とにかく言葉がわからない。。。
西ヨーロッパの国々は話している言葉は全く分からなくてもラテン・ゲルマン
いずれも字面で英語っぽい雰囲気があったり発音で何となく「こういう意味かも」
と思えるものもあるんだけど、チェコ語はほぼ皆無!

みたいに文字のいたるところに「ピョンピョン」がついているけど、一体
コレは何なのだろうか。。。みたいな。こういう標識は絵で「歩行者専用かな」
とかは分かるんだけど、絵がなければ文字自体が絵みたいなモノです。

しかもチェコは英語があまり通じないので店員さんとのコミュニケーションも
大苦戦。ま、この通じない感じが旅の醍醐味だったりするんですけどね。
しかし英語で質問すると「え?」とか「は?」などでっかい声で言われたり、
笑いが出るぐらい通じませんでした。言葉が全く通じない旅は本当に久しぶりで
とてもとても印象深い旅になりました。

と、ヘンテコなところばかりお伝えすると「本当に楽しかったの?」と言われそうなので
最後に世界遺産の雰囲気を。

うん、やっぱり綺麗なところだな。また行きたいな。

長きにわたりお伝えしてきた秋休みのご報告、今回が最終回です。
私のさしてドラマティックでもない地味な旅の報告におつきあい頂き
ありがとうございました。久しぶりの長旅、沢山の方にご協力いただき
お休みを取ることができました。この場を借りて改めてお礼を言わせて
頂きたいと思います。ありがとうございました。
この旅でチャージしたパワーを来年の活動に生かしていきたいと思います!
(ぼんやりと)期待していて下さい!

改めましてご拝読ありがとうございました!!

mmk

秋休みのご報告06

プラハ編01
年末で大忙しの時期に何をまだ思い出に浸ってんのさ!と突っ込みどころか
お叱りを受けそうだとヒヤヒヤモノですが、思いの外楽しみにして下さって
いる方が多いことを知り、俄然やる気出しちゃっている思い出ヒタリーナの
mmkでございます。お忙しい方はどうぞスルーして下さい。。
てことで今回はチェコはプラハ編。

プラハに行ったのは11月上旬でしたが、気温は今の時期の東京と変わらないか
もしかするともう少し寒いかなという感じでした。思い出に浸るには最高な気温?
東ヨーロッパは初めてだったので行く前から一体どんな雰囲気なのだろうかと
楽しみでした。


チェコは滞在は4日間でしたが実質二日半ぐらいしか行動できないので以前から
行ってみたいと思っていた場所があったので、そことガイドブックにも出ている
ような王道の観光スポットを回りました。「プラハ歴史地区」として世界遺産に
指定されている旧市街からカルレ橋という有名な橋を渡りプラハ城とその界隈を
回ることに。

西ヨーロッパしか知らない私には、プラハの景色は目に入るもの全てが新鮮でした。
特に建造物の色合いが素敵で(彼らからすると何てことない色なのでしょうが)
初めて訪れたテンションも相まって足取りも軽やか。。。

のはずなのですが、とにかくどこもかしこも石畳、しかもその石畳のクオリティ?が
低くて、上手に歩かないとすぐにバランスを崩してしまう!しかもプラハ城は高台に
あるので、お城にたどり着くまでとにかく坂坂坂!幸い、足首をホールドする
ヒモブーツgentooだったのでしっかり地面をグリップするように歩けたので
良かった良かった。(と言っても夜にはヘトヘト。。)
靴屋になってよかったなぁと思う瞬間でした。ちょっと見かけた日本人の
女の子の観光客が「足が痛くて歩けないよ。。。」と半泣きになっているのを見かけ
ました。皆さん、旅行のときって靴はとーっても重要ですよ!


途中セグウェイのレンタルがあって一瞬心奪われる。。。
これはこういう街では確かに良いかも。

さて、やっとの思いでプラハ城に着き、入ってすぐの寺院(トップの写真)の前で

結婚写真を撮っているカップルを発見!プラハ城は寺院や教会などの建物の
集合体で、各施設に入るにはチケットが必要ですが、プラハ城の敷地には自由に
入れるので、カメラマンを引き連れて写真を撮っている新婚さんが平日だったけど
2組いました。この日は結構寒かったんだけど、ちょっと気持ち暖まった。

城敷地内には教会や寺院の他にも

こんな素敵な色合いの小路もあってなんだかおもちゃみたい。


お城からみたプラハの街。きっとこのオレンジがプラハの色なのだろうな。

お城の中を一通り堪能し、次なる目的地がプラハ城の近くらしいということで
ぷらぷら。私の悪いクセなのですが旅に出るとガイドブックを開かない!読んだ
記憶を頼りにする傾向にある為、あいにく迷子。すごい寒いし、やっぱり石畳だしで
疲れちゃったところでとっても素敵な建物を発見。看板にカフェと書かれていたので
入ってみることに。


正確にはココはホテルで、ホテルの一角でカフェを経営。なので建物にはすんなり
入れず、ベルを鳴らして開けてもらうシステム。そのおかげなのかは分からないけど
プラハ城からすぐ近くなのに、お客さんでごったがいしている訳でもなく大変
居心地が良い雰囲気。

チェコはビールが激安で、お水より安いぐらい。体は冷えてしまったのだけど
暖炉もあるし、何より飲まないという選択肢はなくて

お店の方お薦めのビールにあうお料理とビール。
左から時計回りにポテトパンケーキ、レバパテ(を固めたもの?)チーズ2種
サラミ。バスケットにはテーブルロール各種。それとピクルス。
お味は良く言えば素材の味をふんだんに生かしたお味。残念な言い方をすると
飲み込むのに時間がかかるぐらいにしょっぱいか、全然味がしないか(苦笑)
まずいという表現とはまた違うのでコレはお国柄ということで納得させました。
そのおかげで大変ゆっくりと食事ができ、暖炉の暖かさもあってすっかり体が
暖まりました。


先述の通りココはホテルなのですが、中庭を囲むように部屋があって写真のように
中庭に面した扉から各部屋に直接入れるようになっていました。すごく素敵!
レセプションの人に「すごく素敵!」と話しかけたら宿泊客がいなければ中を見せ
られらのにね、なんて言われ、そんな勿体ぶられた言い方をされると泊まりたく
なるじゃーん。次にプラハに行くときは泊まってみたいな。
ちなみにロマンティックホテルウーラカという名前。残念ながら旅行代理店では
予約は出来ず、直接問い合わせになるそうです。

んで、最初に触れた以前から行ってみたかった場所というのは、このホテルから
あるいて20秒ぐらいのところであることがスタッフの方に聞いて分かり(恥)
早速ゴー。

そこはどこかというとヤンシュバンクマイエルの自宅兼ギャラリー。
ヤンシュバンクマイエルはチェコ出身の映像作家、アニメーション作家、芸術家と
いったところかな?有名なところだとアリスや悦楽共犯者、一番最近の作品だと
ルナシーという作品でしょうか?YouTubeであっさりと動画が出てくるので、
ご存じない方は見て頂けたらと思いますが、作品が超シュール。そりゃさぞかし
ギャラリーもシュール一色だろうと思いカフェから歩くこと20秒、発見!

ギャラリーGAMBRA。外観素敵〜。色合いも好きなお色。そして


二階のバルコニーにはなぜか人の顔が!シュール。ますます楽しみ!と思って
ギャラリーの扉を見たら何と


お休み!しかも長期の!!
技術的な理由で長期お休みって、、しかも鉛筆手書き。。
がーん!という言葉はこういうときに使う言葉なんだろうなと一人寂しく
思ったのでした。

といったものの、執着心のない私は実際に住んでいるお家が見られただけでも
良かった、てかそもそも私そんなにシュバンクマイエル本人のことは詳しく知らない
んだった!ってことであっさり引き上げて参りました。でも迷子になったおかげで
素敵なカフェとホテルも見つけられたし、色んな小路を歩けて結局楽しい一日。

最後に夜のプラハの街。

比較的治安が良いとはいえ、やはりスリなども多いので夜の一人歩きは
出来るだけ避けた方が良いようですが、こうやって夜の風景を見てしまうと
街は昼も夜も見てみるのが楽しいですね。建物から照らされる光以外に
邪魔する光がなくて綺麗だったなー。

チェコはプラハ以外にもう一つ別の街にも行きましたが、とにかく景色がとにかく
素晴らしい。余計な建物がないおかげで写真に撮ると全てが絵はがきのようでした。
実際には一本路地に入れば描き殴られたグラフィティタグにゴミ、そしてぼったくり
のお店(笑)とまぁどこにでもある観光地の悪いところもあってそういう意味でも
楽しかったです。

今回は文章も写真もボリュームたっぷりですな。ってのもそのはず、プラハは友人も
おらず一人だったので気持ち的に暇だったので写真撮りまくりました。
あともう少しだけプラハ編あるよー。

ではまたお暇でしたらお目目汚しにおつきあいくださいませ。

秋休みのご報告05

トリノ編02
北の地ではたんまり雪が降っているそうですが、余韻たっぷり秋休みの
ご報告トリノ編です。

トリノに行ったら友人とのお喋り以外でやりたいことは色々ありました。
・チョコレート屋さん巡り→前回完了
・アイテム撮影→前回完了
・靴材料屋さんに行く→前回完了
ソレ以外でやりたいことのうち一つ、EATALYに行くことでした。

EATALYと言えば代官山にある高級イタリア食材屋さんですが、その本店は
トリノにあります。そのコンセプトは「キロメートル0(ゼロ)」。
ピエモンテ州の良質で安心できる食材を生産者から直接買い付けたモノを販売。
地産地消ってヤツですかね。(なので代官山にある次点でコンセプトずれずれな
気がしますが・・・この点は今回は無視しまして。。。)日本のEATALYでも十分
楽しいお店なのでその本店とあってどんな感じかしらと楽しみでした。


品揃えは代官山のお店の何倍もあって、パスタ、ハム、チーズ、ワイン・・・と
日本で見たことも聞いたこともないような種類が山ほどあって見ているだけでも
楽しいしお腹がすく(笑)

そして各セクションごとに

イートインコーナーがあって、地元の方々でにぎわっておりました。
目の前に新鮮な食材が売られた場所で食べるお食事がおいしくない訳ありません。


私たちも腹ごしらえをしてからお買い物。この日はイカと何かのソースの
ペンネ。何かの部分が重要なんだろうけど。。。とても美味しかったです。

ここであり得ない程沢山お土産を買ったはずなのに、なぜか手元には
もうちょぴっとしか残っておらず、、ああ、また行きたいな。

そしてもう一つ、やりたかったことの一つはsalame di ciccolatoを作ること。
直訳するとチョコのサラミ。サラミ?チョコ??はて???とお思いの方もいるかと
思いますが私も初めこの名前を聞いたとき???って思いましたが、仕上がりの
断面を見れば納得、

切ったときの表情がサラミのようだから、ということです。なるほどー。

初めて食べたのはほぼ10年ぐらい前にイタリア人の奥様のいるご家庭で開催
されたパーティーにお呼ばれしたときに食後のデザートとして出てきたものでした。
そのとき「何コレーうまーい」と感動しちゃって、でも感動した割に名前を聞く
こともなく終わってしまい、その後「あの美味しいチョコレート味の何かは一体
何だったのだろうか。。。」と時々思い出しては時が経つこと数年。その話を
トリノの友人に話したところ「簡単だからトリノに来たときに作ろう!」という
ことになりまして、作ってみました。


材料は
ビスケット300グラム、バター150グラム、チョコレート200グラム
たまご2個 砂糖100グラム(お好みでラム酒少々)


作り方はとっても簡単で、常温に戻したバターをクリーム状になるまでボールで
練り、そこに砂糖を入れてさらに練り、卵を入れて練り、溶かしチョコを入れて
さらにさらに練り、最後に荒く砕いたクッキーを入れてクッキングペーパーで
サラミのような形にしてさらにアルミホイルで包んで冷蔵庫で冷やす。以上!
お好みでチョコを入れるところでラム酒を少し入れても良いみたいです。
一晩ぐらい冷やすとちょうど良いと思います。

味は思い出通り、いや思い出以上に美味しい味!で、靴屋家業がどうにもならなく
なったらチョコサラミ屋を開こうかなと真剣に考える程!ま、こんな簡単なので
よほどじゃない限り誰が作っても美味しいと思います。年末年始はパーティーなど
ワイワイと人と集まる機会が多いと思いますが、持ち寄りパーティーのときなどに
持っていくには簡単だし、美味しいのでお薦めです!書いた分量で作るとサラミの
サイズで二本分ぐらいなので、一回で食べきるにはこの半分で作るとちょうど良い
量に仕上がると思いますが、めちゃウマなので二本出来上がっても次の日には
なくなる思いますよー。

と、ちょっとホームステイみたいなこともしたイタリアはトリノでの出来事その2
でした。そろそろ次のプラハ編かな?

引き続きお目目汚しにお付き合いくださいませませ。。。

お問い合わせの返信について

日頃よりmmk靴工房のサイトをご覧頂きありがとうございます。

本日は12月8日〜9日の間にメールでのお問い合わせへの返信についてです。
12月8日23時頃と12月9日の18時過ぎに携帯電話からお問い合わせを
頂いた方への返信がエラーとなりご質問等にお返事ができない状況です。

恐らくPCからのメールに対して受信制限をされているのではないかと思われます。
お心当たりのある方でまだ当方からの返信を受信できずにいる方が
いらっしゃいましたらお手数ですが以下のドメインの受信制限の解除ををお願いします。

gmail.com
mmk23.com

宜しくお願いします。

mmk靴工房

秋休みのご報告04

トリノ編01
寒ーい冷たい風が吹く冬まっただ中の今日この頃ではありますが、
引き続き秋休みのご報告を。。

前回の日誌でも書いたように、今回の秋休みのメインはイタリア・トリノでした。
トリノは10年来の親しい友人が住む町ですが、会うのはいつも彼女が日本に
遊びにくるときだけ。そして来日の度に「トリノにはいつ来るの?」と聞かれ
「そのうち必ずや!」と返答すること数年。とうとう2、3年前の来日の辺りから
「どうせmmkは来ないもんねー(笑)じゃぁまた次の来日でね!」という会話に
変わるようになり、、、「本当に行きたいんだよー」と心で思うもなかなか渡伊が
かなわず。。しかし約束を守らない人間はだめだ!ということで訪ねてきました。

トリノはイタリア北西部に位置するピエモンテ州にあり、アルプス山脈に守られた
ような場所にあります。国をまたぐように凛としたアルプス山脈を飛行機の中から
見わたすように空港に近づいて行くのですが、この風景が本当に素晴らしくて
「何と素敵な町なのかしら!」と着いてもいないのにかなり前のめり!


実際に町もとても素敵。
トリノはイタリアという国が出来たときの最初の首都だったとのことで、建造物も
立派なものが多かったです。フランスの息がかかった時代があったせいか、風景は
どことなくフランスっぽいものが多い気が。
(あくまでもそんな気がするだけなのかもだけど。。)
風景が素敵なのは足を運ぶ前から確信していたので、せっかくのチャンスと思い
自身が製作したアイテムを持っていき写真に収めてきました。いつかお披露目
出来るかな。


トリノはアルプス山脈以外にチョコレートで有名な町です。町にはチョコレート屋
さんが沢山あります。チョコレート大好きmmk、「こんなにチョコレート屋があって
またしても何と素敵なところなんでしょう!」とアルプスに続きテンションがあがり
過ぎて鼻血が出るかと思いました。中でも友人推薦のこのチョコレート屋さんは
GUIDO GOBINOというお店です。イタリアのチョコレートは基本的にヘーゼル
ナッツのペーストが練り込まれているので口溶け柔らか。試食させてもらって
何個でも食べられるよこれ!とまた興奮状態となり、その場で友人おすすめの
チョコレートをたんまり買って帰りました。

連れられるがままに足を運んだのでトリノのどこにあるのかイマイチよく分かって
いないのですが、エジプト博物館のすぐ近くだったので、もしトリノに行かれる方は
エジプト博物館を目指してみて下さい。

イタリアと言えば靴が有名。もし靴に関するお店があるのなら足を運んでみたいなと
友人に相談したところ

一軒だけ材料も扱う修理屋がありました。でも本当に一軒だけ(笑)友人の話に
よるとイタリアは針なら針、糸なら糸というふうにその道一本な商売をしている
ところがかなり多いので、総合的に集めているお店は非常に少ないらしいです。


品揃えもまぁそこそこ、ってかイマイチ?!
改めて日本の物流のすごさと明確さを知りました。でもお店の人はとても
気さくで私が日本人だとわかると「最近スバルの車を買ったよ」と大変誇らしげに
話してくれました。車について全然詳しくないから的外れな返事ばかりしちゃった!
見せてもらったお礼も兼ねて靴クリームをいくつか調達。でもドイツ製だった(笑)

で、どこの国でもシステムは同じみたいで

イタリアでも靴の修理屋で合鍵作りをやるみたいです。
賢いなと思ったのはスペアキーラックの根本にシューストレッチが付いている!
でも相当気合い入ってて、価格表示が「リラ」のままになってました(笑)

修理と言えば、イタリアで期せずして修理の仕事?をしました。
以前友人の子供にあげた靴のストラップが少し長かったようで、もう少し
短いほうがしっかりホールドできるというご要望。

友人のお母様の洋裁道具の中にある使えそうなものを総動員すればお直し可能
なのが分かったので急遽手術。少し時間がかかりそうだったので、友人にも
手伝ってもらい無事任務も終了。まさかイタリアにきて修理の仕事を、しかも
限られた道具の中でやることになるとは思わなかったけど、普段くだらないこと
ばかり言っている私が本当に靴屋であることを知ってもらえたので良かった(笑)

イタリアは滞在期間が長かったのですが、実際に友人と喋ってばっかりであんまり
観光らしいことはあまりしていないんですが(苦笑)、もうちょっとご報告なんぞ
しちゃおうかな?!

あ、報告ばっかりしてますけどちゃんと帰国後お仕事してますよ!

秋休みのご報告03

ロンドン編03
秋の話はソレぐらいにして、年末年始のことを考えて動きなさい!という
お叱りが聞こえそうですが。。もう少しだけ思い出に浸らせて〜、な
秋休みのご報告です。

今回のロンドン滞在では昔住んでいた街や気に入っていたお店に足を運ぶことも
楽しみの一つでした。
そのうちの一つthe natural shoe store。コベントガーデンというところに
ある靴屋さんです。当時は間口がこの1/3ぐらいで奥行きも狭く、そして薄暗くて
なんか怪しいお店だったので最初同じお店であることに気がつけませんでしたが。。

そもそも私が靴作りを始めることになったのは私が卒業したmogeworkshopが当時
原宿にあった頃、勤め先が原宿のすぐ近くで、おつかいで原宿に行ったときに偶然
mogeworkshopの看板を見つけて見学に行ったことでした。なぜそのときに靴作りの
スイッチが入ったのかは未だによく思い出せませんが(・・・)多分このお店で
買った靴もきっかけの一つだと思います。

当時ロンドンに住んでいた頃、このお店で見つけたデンマーク製の靴がとっても
愛らしくて試着したらこれまた履きやすい靴で欲しい〜、とその場で釘付け。
でも当時はかなりの円安で加えてビンボー学生。何回もお店に足を運び、試着しては
帰るの日々でしたが、結局物欲には勝てず思い切って買ったのでした。

それはそれは気に入りまして、そればっかり履いていて、日本に帰ってきてからも
履いて結果ボロボロにもほどがあるぐらい履き倒し、泣く泣く処分したのでした。
その後似たような靴すら見つけることが出来なくて、どこかにないかなぁと思って
いた時にmogeworkshopの看板を偶然見つけて、「靴ってつくれるのかぁ」と思い
入会したんだったと思います。当然のように教室で作った一足目はその靴に似た
デザインのものを作りました。一足目なのでそれはそれはヘタッピで悔しい思いと
でも今までに感じたことのない楽しさを感じたのを憶えています。

こうやって書いていてもやっぱりなぜ靴作りのスイッチが入ったのかは思い出せ
ませんが、、、何の疑問も感じずそのまま靴作りの道を歩き続けているので不思議な
ものです。その後もそのデンマークの靴メーカーがなんて会社なのかは分からない
ままですが、もし早い段階で知っていたら靴作りはココまで続かなかったのかも?
ですね。当時インターネットが普及していなかったことに感謝。

ロンドン編はこのぐらいにして、次回は今回の旅のメインのイタリアへ〜。
まだまだ続いちゃうかも?!秋よ、戻ってきてくれー。

おまけ

プレタマンジェというコーヒー屋さんの看板。パンで作った靴。何となくパチリ。
ココ数年はロンドンもシアトル系(?)コーヒーチェーン店が至る所にあるよう
なのですが、15年前からあるコーヒーチェーン店はココかな。日本で言うところの
ドトール?どこにでもあって便利です。


マーガレットハウエルの本店。とても居心地の良い空間。
マーガレットハウエルのモノ作りの理念はとても好きだし、製品もクオリティが高く
丈夫で長持ち。見習いたいです。っていうか単にマーガレットハウエルのファンな
だけなのですが。。ちょうど来春夏の展示会をやっていて、しれっとした顔で新作を
チェックしてきました。素敵なのがあったので春にむけてお小遣を貯めないとだな〜。