実体験

台風の影響なのか、このところジメジメシトシトした日が続いてましたが
今日は久しぶりに晴れてくれて本当にうれしいです。

そんな私mmk、ここ2年程自分の体が変化していることに気がついています。
肩首回り、膝腰、足首、股関節等々にちょっとした違和感・・終いには今年の
はじめにぎっくり腰を人生初めてやってしまいました。日頃それなりに体に
気を使っていたつもりだった自分に取ってはただただ驚くばかり、そして
ただただ痛い。涙

そしてわかったことは、体に違和感を抱えていたり不調があると、歩き方が
すっかり変わってしまうということ。(ぎっくり腰のレベルだとそもそも
歩くこともままならないですが。。)不調の部分をかばおうと今まで問題が
なかったところが頑張りすぎちゃうんですよね。

靴が起因で足に不調をきたして体に及ぶ、と言うことであれば靴を考えれば
良いのですが、体の不調がきっかけで歩き方が変わって靴が合わなくなって
しまう、これってとっても寂しいこと。

原因が何かを追求して差し上げることは医療従事者ではない私には出来ないけども
靴で困っている方のお話を聞いて考えることは出来るはず。せっかく?こうやって
体のあちこちに変化が出始めて同じような違和感を憶える方の悩みを体感できる
ようになったのだから、自分の体を使ってもっと広い目で足と靴の関係を考える
ようにしていかないとな。

今日もご覧頂きありがとうございました。
最近炭酸水を作る機械を買ったので、作業の合間に飲むのがもっぱらの楽しみ。
お腹タプタプー。

ささやかの積み重ね

このところすっかり気に入って頻繁にお取り寄せをしている栃木県は那須にある
CAFE SHOZOの焼き菓子。どのお菓子も素朴ながらもとても美味しく、そして
何度食べても飽きのこないお味で私たちは作業の合間のおさんじや昼ご飯、
お客様へお出しする飲み物のお茶うけに使わせてもらうことが良くあります。

でも、頻繁に利用する理由はそれだけじゃなくて、対応が心地よいのです。
客商売でお金貰っているんだから当たり前でしょ、って言ってしまえばそれ
までだし、通販なんだからモノが届けば良いじゃないって話もあるんだけど、
初めて注文希望のメールをしたときに頂いたお返事が、細かいところへの
気遣いなど、あたかもお店に足を運んだかのようなフットワークの軽い
(メールの対応でこの表現は変なんだけど)対応と、顔が見えないことも
あってきちんとした、でも柔らかい文体の内容で「きちんと届くかな。。」
という不安もなかったし、届いたらとても丁寧に梱包されているし、


そして優しい文体の一筆箋を納品書と一緒に入れてくれていました。
しかもこれは毎回です。最近ではお菓子とともに「今回はどんな一筆箋かな」
とそっちも同じぐらい楽しみになっています。距離もあるし、足を運んでいる
訳ではないのに、近所のお店のような親近感が湧いてきます。

私は残念ながら那須のお店には足を運んだことはないのですが、昔から
大変人気のあるお店で、cafeだけでなく雑貨や洋服などの物販、そして
音楽スペースなどがあり今でも変わらず人気があるそうです。

最近ではインターネットやテレビ雑誌で見る情報は「何コレ、
すっごくステキ!」って思える内容なんだけど、いざ足を運んでみたり
利用してみると「あれ?何か違う。。」って感じることが多い気がする
のですが、そうさせないのはお店で働く方々の細かな配慮や努力があって
こそ何だろうな。やってもらって嬉しいことは自分もやろう、ということで
改めて細やかな対応を心がけようと焼き菓子を頬張りながら思うのでした。

実は一筆箋好きのmmk、お客様にお出しする荷物には必ずお入れしているので
勝手にシンパシーを感じちゃっているだけなんですけどね。。

最近は「かこさとし」さんの絵本を模した一筆箋と郵便局が販売している
ものがお客様から反応がよいです。一筆箋探しも熱心に頑張ろうっと。

今日もご覧頂きアリガトウございました。
三日坊主を何度も繰り返し、その繰り返しのさまを引きで見てみると
結果的に長続きって言えるんじゃない?!
また明日以降もぼちぼちと。

お直しで若返り

夏が近づくと修理の依頼をお受けすることが多いです。夏は
サンダルやモカシンなど、涼しげな履物の出番が増えるため、
ハイカットのブーツやロングブーツなどはしばし休憩時間。
その時間を使ってしっかりお直しさせて頂きます。

今回のお客様はヒモブーツ2足とロングブーツ。
一番の年長さんはもう9年前にご注文頂いたヒモブーツ。
今回もどれもかなりしっかりと履き込まれて帰ってきました。
どれもこれも良い味わいがでていて、靴は履きこんでなんぼな
モノだなと改めて思います。

でも、しっかり履いてある=かなりくったりとお疲れ、ということ。
バチッとお直しし元気出して行きましょう!

ご注文頂いた靴の修理の良いところは、製作時に使用した木型に
はめて修理が出来るため、底材の交換だけでなく、汚れをしっかりと
取り、くったりと疲れた靴を型にはめて革をピンとさせ、磨いて
あげられることです。

さらに、中敷きや靴ひもも劣化してくるので新しいものと交換して
あげると、歩行力も高まるし、靴の表情もきりりとひきしまります。

こうしてあげると届いたときは「最近疲れ気味で。。」と言い出し
そうな靴がシャキッとし、潤いを得て修理前とは別の靴のように
元気になります。潤いをあたえ、疲れをとってリフレッシュして
若返り。これって人のお肌と一緒ですね。ってこの辺りの話は
大層苦手なので先に進むとして・・

完成直後の緊張した雰囲気ももちろん好きですが、履き込んで馴染み、
個性が出てきた靴も大好きです。でもその個性をいつまでも生き生きと
輝かせてあげる為にはメンテナンスはとっても大切です。皆さんも
お手元の靴を長く履く為にもこまめにメンテナンスに出してあげて
下さいね。

スタジオmmkではご注文頂いた靴のメンテナンスは随時お受けしています。
修理以外にも日頃のお手入れのことでお困りのことがありましたら遠慮なく
お知らせください。
(大変申し訳ありませんが、当スタジオでお作りした靴以外の修理は
お受け致しかねます。ご了承ください)

今日もご覧頂きありがとうございました。
奇跡の三日連続投稿!
目の前にちらつく「三日坊主」の言葉。。。また明日以降もぼちぼち投稿
していきます。

こちら現場です

以前よりお伝えしているパッチワークな何か。
引き続き製作は進行中です。写真はパッチワークな何かを
作る為の革が蓄えられた箱と紙袋。色別に小袋に分けて箱に
入れています。色々と試しましたが、このキヤノンのプリンタ箱が
一番頑丈でサイズもちょうど良く、ながらくココに落ち着いてますが
簡単に言うとちょっと野暮ったいですね(笑)

サンプルで作ったものや製作途中のものなどをタイミングが合えば
お客様にもお見せしているのですが、ありがたいことに早くも
「欲しい!」とのお声を頂いていて、お手伝いをしてくれている
mちゃんとせっせと作っております。

辞書によるとこの「せっせ」、脇目も振らず一生懸命にとか
物事を熱心にするさま、なんて意味があるらしいのですが、まさに
この作業は「せっせ」が似合う作業で、とにかく組み立てまくって
穴空けまくって縫いまくらないと終わりません。正直、せっせと
やってもなかなか終わらないので、この作業をするときは先述した
野暮ったい箱、略してヤボバコから小袋を出して机に並べ、机から
離れずに済むようにしてから作業に取りかかります。

結果的に

モノに埋もれてしまい、なんだか作業台の上がかなり野暮ったくなります。
略してヤボ台。必要なものしか置いていないはずなのにおかしいなぁ。。

でも繋ぎ合わさった面を見ていると、

うん、全然野暮ったくない!というか可愛い!!
これだけでもかなり楽しい気分になってきました。この後、持ち手や底革を
縫い付けるとさらに表情が変わるのでこの後の作業が楽しみです。

お客様がいらしたときにmちゃんはちょうどこの作業をしていて、その
仕立て途中のパッチ革を見て「私この感じが好きです!」と早くも
気に入ってもらっていました。早くもファンがつきはじめている様子〜。
私も負けずにせっせと縫い縫いしたいと思います。いや、むしろこのまま
mちゃんに継承者としてさらなるせっせをきわめて貰うか。。なんて!

そんなパッチワークな何か01のトートバッグ、大変嬉しいことに
ご希望者がちらほらと現れ始めています。製作時間もかなり要するため、
予約もお受けしようかと考え中です。金額なども含め、改めてこの場で
アナウンスさせて頂きますが、ご興味お持ちの方がいらっしゃいましたら
メールにてお問い合わせください。
mail(at)mmk23.com (at)の部分を@にしてご連絡ください。

今日もご覧頂きありがとうございました。
連日投稿とすごく前のめってますが、いつまで続くかなぁ。。
明日以降もぼちぼち更新して行くので是非ともご覧くださいませ。

iPadminiと革に見る最近

「iPadmini買ってずいぶん経ちますけどブログの更新頻度あがりませんね」
と生徒さんから言われ、そうか、iPadminiでもブログは更新できるんだよな
とふと気がついたmmkです。こんにちは。

よくよく考えると私は結構便利なものをアレコレ持っている割に全く以て
うまく活用できていません。このところはすっかり月一更新が当たり前に
なってしまっているのがお恥ずかしい。。思いはあれこれ湧いてくるん
だけどいざ言葉に記すとなるとどうもウマくまとめることが出来ず、
日々のあれこれに追われていることを言い訳についつい先送りにしており
ましたが、便利なモノが手元にあるんだから活用するクセをつけるためにも
他愛のないこともアレコレ書いていこうと思います。

って、今までも他愛のないことばっかり書いているんですけど!!
閑話休題。

ここしばらく頭を悩ませていることは「円安」です。
嬉々と動画サイトを見る為に愛用しているこのiPadminiも先月末に
突然大幅値上げをしていてびっくり。(早めに買っておいてよかった)

気に入って使っている資材の多くは輸入物で、この円安の影響を受けて
大幅値上げが確実で(円安だけがその原因じゃないけど)今後の暫くの
間は注文靴鞄製作に大きな影響を与えることは間違いないです。どうする
のが良いのだろうか。資材のレベルを下げて価格を維持して行くべきなのか。
うーむうーむと頭を悩ます日々。。

でもふと自分がモノを入手するときにどういう判断をしているだろうと考え
たときに「何年先でも気に入って使っていたい」というのがキーワードで
あることが多い。もちろん、全てのものにおいてそうである必要もないんだけど
それなりの金額を出すものについては納得してから手に入れたい。自分の中の
基準を下回ったときに気に入っていたお店でも利用しなくなることが多いのが
事実だし妥協して買ったものも納得いかなくて結局使わなくなったり食べなく
なったりして、結局無駄にしている。

それで、私にとってその「納得」の決め手となる核は何だろうと思ったときに
それは素材とアフタフォロー、あとはそのものが生まれてくるバックグラウンド。
こう考えたときに私たちのシゴトもこの全てが問われている。
(バックグラウンドの部分は私たち自身の人となりなんだろうけど)
だから安易にレベルを落としたりは出来ないなと目が覚める思いだった。

ちょっと苦しい時期に入り始めているモノ作りの世界の入り口に立って、
作り手は同時に使い手であることを忘れていけないと身が引き締まる思いに
なりました。

苦境は好機、素材探しの為にあれこれ色んなところに行くのも良いかも!
と思っちゃった。根無し草なmmk,このへんのフットワークはめちゃくちゃ軽い。
海外買い付けも悪くないかもな。なんて。

ご清覧ありがとうございました。