
みなさま、こんにちはこんばんは。
あっという間に2016年は2月、早いものです。
昨年の今頃は移転の準備をしていたはずなのだけど、この一年
いろんなことがあったので、タイムワープしたようにあっという間の
気もするし、タイムトリップしたかのようにもう大昔のはなしの
ような気もします。ちょっと時差ぼけしそう。
時差といえば、ですが写真の靴はマカロニという名前を持つ靴、
2008年に初めて下駄箱展を開催した時にお披露目した一足です。
スタジオmmkの定番の一足としてお客様や生徒さんから愛されれている
カタチの内羽式靴です。もう8年も前になるかと思うと不思議な気分。
内羽式靴といえば、紳士靴では最もフォーマルな形と言われていますが、
そのしっかりした構造をきちんと取り入れつつ、女性でも可愛らしく、
そしてカジュアルに履ける一足が欲しいなと思い作り始めました。
その2008年の下駄箱展ではどちらかというとアデリーやリンバーなどの
スタジオmmkの初期メンバーの靴の反応が大きく、マカロニは手にとっては
もらえるものも、試着までは至らず反応が薄く少しばかり凹んだことを
覚えております。
が、その後じわりじわりと反応が出るようになり、今ではアデリーや
ジェンツーと並び人気のカタチの一足。初めましての方だけでなく、
長いお付き合いのお客様からも「最近マカロニが気になる」という
お声を頂戴することが増えています。
マカロニに限らず、ご提案してから反応があるまでは時差があるなと
常々感じます。その時々の流行りなども影響はしていると思いますが
あくまでそれは小さな要素で、お客様は(物理的な意味ではなく
気持ち的な意味で)遠くから眺めたり近づいてみたり、自分と靴、
そして作り手である私たちとの距離感をはかりつつ、私たちの作り出す
モノを見てくれているからなんじゃないかな?と感じています。
実際に作り手である私たちも作り出す段階ではそのアイテムとがっつり
と前のめりに向き合い、ある段階で(やはり気持ち的な意味で)手放し
客観的に見つめ、実際に自分たちが履いたり使ったりしてまた近づき、
使用して気がついたところを次のステップへ取り入れいく、の繰り返し。
自分たちも近づいたり離れたりしながらのものづくりです。
以前も少し書きましたが、自分たちのアイデンティティとしての
もの作りが強くなりすぎてしまうとただの作品になってしまうし、
寄り添いすぎると私たちの色は全く無くなってしまう。
この近づいたり離れたりの時間がお客さまとの気持ち的距離感を
近づけてくれているのかなとおもうこの頃。
時差のあるもの作り。少しだけ苦しくなる時もあるけど、
とても大切な要素だと常に思っています。
今日もご覧いただきありがとうございました。
こんなことをふと感じたのが、5年ほど前に出会い気になっていた
ガラス器を5年の時を超えて手に入れたことがきっかけでした。
5年の間ずっと考えていたわけじゃないけど、5年たっても心に
残っているものに出会えるってすごいことだなって感じました。

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スタジオmmk活動のご案内
2/15(月)革ポーチ作りワークショップ 猫実珈琲店※満席となりました。
2/28(日)ペンケース作りワークショップhvala room※詳細後日
3/14(月)カードケース作りワークショップ 猫実珈琲店
3/27(日)ファスナーポーチ作りワークショップhvala room※詳細後日
スタジオmmkでは革小物作りの出張ワークショプのご依頼もお受けしています。
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