この頃のこと20220627

こんにちはこんばんは。

今日もつらつらと、そして脱線は続く。
ちょっと間が開いちゃいましたが。

しかし暑いですね。梅雨明けちゃったのでしょうか。
ジメジメ期が長いのも仕事柄困るのですが、心の準備も
なく夏にやって来られると体調管理も難しいものです。

体調といえば、ですが、先日の教室で生徒さんが話して
いたことが後になってじわりじわりと響いてきたので
忘れぬうちにここに。

少し調子がすぐれないなと感じている時に出かける用事が
あるのだけども、気持ちがワクワクしなかったらそれは
本当の本当に調子が悪いとき。

ああそうだな、と手放しで納得。

体力あるなしに関係なく、調子が悪くなる年齢に差し掛かって
きました。精神年齢はなかなか引き上がらないので驚きの日々です。

その調子が体からくるものなのか、気持やらなんやらなのか、
わかりづらいなぁなんて思っていたんですが、生徒さんの
この一言で結構気持ちがスッキリしました。

話が少しそれるというか過去に戻りますが、私は30代入って
すぐぐらいの一番体力がある時に激しく体を壊しまして、
気持ちはあるのに体がついて行かないという期間が1年ぐらい
続いたんですよね。それはそれは心折れかけました。

ただ、三つ子の魂百までじゃないですけど、ちょっと反発したい
性格が功?を奏したのか、「体は調子悪いけどなんで精神まで
持っていかれないといけないんだよ」と、軽い怒りと共に気持ち
を立て直したものでした。

今思い返しても精神的タフさは自分の人生であの時が一番
だったかも、と思う一方、今あれほど体調を崩して同じだけの
気持ちでいられるかなぁと思うと全くそんな自信はなく、
絶対飲み込まれちゃうだろうなぁ、と。

ワクワク、
あんまり積極的に使う言葉じゃなかったけどいい言葉だね。

みなさん、心は体の表れ、ですよー。

スタジオmmkも関わってくれる方々にワクワクを
お届けできるよう健やかに過ごして行きたいと思います。

また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220614

こんにちはこんばんは。

今回もどんどん脱線、つらつらと。

靴教室では様々なオケージョンの方々と
一日3時間〜6時間ほどご一緒するので、
作業中はいろんな話を聞かせてもらえます。

先日

「私、無趣味なんで」

と話す生徒さん。

え?無趣味?と一瞬思ったけども、英語で言うところの
HOBBYの趣味という意味ではなくTASTEの方の趣味。
これじゃないとダメ、とかあれがいい、というのがあまり
ないんだそう。

一回取り入れてみて、自分と合うかどうか決めているってこと
なのかな、と。実際に、仕上げているものはいつも素敵で
なおかつ生徒さん本人にもよく合っている。なんでも良い
という意味ではないということは結果に現れていて。

そう思うと、無趣味ってめちゃくちゃいい言葉で実に豊か
だなと感じました。

実はここ10年ぐらい苦手と思っていたものが全然そうじゃ
なかったということが度々起きていて、その都度いろんな
ことがなんでも大丈夫状態に。

ちょっと節操ないというか、ものを作る上でこれでいいのかなと
思う時もあったのだけどこの話を聞いて少し自信が湧きました。
究極の無趣味状態になったらいわゆる“無双“ってやつに
なれるのかも?!ですね。

って、単純にミーハーになってきているだけなのかも、ですが。

それはそれでいいかなと思っているこの頃です。

最近は素敵なお話聞いたり出会ってもすぐに忘れて
しまうので、備忘録的にもまた書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220608

こんにちはこんばんは。

前回のおじいちゃんおばあちゃんになったら
の話からの派生で少しほど。

まず、スタジオmmkは夫婦共々シャツが好きです。
シャツっていいですよね。何がいいってボタンの開け具合や
袖の捲り具合で雰囲気が変わる上に体温調整がとてもしやすい。

アイロンをかければピシッとした気持ちに、
洗いざらしならラフな気持ち。

着方によってもシャキッとした気持ちになったり、
ゆったりした心持ちにもなれる。

初冬から春までずっとセーター、それ以外ずっとシャツ、
夏はところどころTシャツ、みたいな靴屋です。

二人とも好みとしてはボタンは小さめが好きです。

好きなんですが、小さいボタンの付け外しが徐々に
辛くなってきました。職業柄長年酷使し続けてきた
指先の動きは同年代に比べると鈍くなるのが早いのは
仕方ないですよねぇ。

でもシャツは着たい。ずっと着ていたい。
でも指先の動きの鈍りはおそらく止められない。

そうなると目の付け所を変えるしかないのかなと。

まず、滑りの良いボタンが付いているか見るようになりますね。
これかなり大きいです。小さいボタンでも滑りが良いとだいぶ楽。

大きめのボタンでもくぼみや形によってそれほど大きく見えない
ものがあるのも段々わかってきました。今はそういうのを
探すのも楽しみの一つになりました。

好きだったものを初めて好きになった時と同じぐらいの
スタンスで好きでい続けるのは難しいのですが、好きの
軸はそのままで、好きへのアプローチを変えて好きでい続け
るってのが可愛らしく歳を重ねる方法の一つかなぁと今は
思ってます。

靴や鞄を作るときもこのポイントを忘れずにいると
軽やかにものづくりと向きあえるな、とも思ってます。
シニア靴屋、ものづくりへのアプローチをまだまだ
広げて行きたい所存です。

シャツの余談としては、

私個人で言うと、毎年一枚、一人のお針子さんが全ての作業を
担い仕上げるシャツというのを買っています。シャツは何枚も
持ってるんですが毎年心打たれてしまいついつい。。
(よく聞く一入れ一捨てというやつできないので溜まる一方・・)

お針子さんは何名かいるのですが「この仕上がりいいなぁ」
と思って担当した方のイニシャルを確認すると
(シャツの品質表示に一緒にプリントされている)
大体同じお針子さんのイニシャルが。潔い縫い目と
仕上がりなんですよねぇ。聞いたらメンズが得意な方
なんだとか。なんだか納得。

あとは仕上がりが若々しいなと感じるとそのお針子さんは
チームの中で一番の若手だったりして。面白いですねぇ。

長いお付き合いのお客様はお納めした歴代の靴の縫い目を見て
「あの人たちも年を重ねたねー」とか思っていたりするのかな。

下駄箱展についての話、早く書けよですね。
日々脱線、都度無駄話。でもこれが楽しいお年頃です。

また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220605

こんにちはこんばんは。

今回は前回の続きか、

と思わせて全然違うような繋がっているようなことを。

すみません、もういいお歳なので話があっち行ったり
こっち来たりしちゃって。

というのもこれは早く自分のためにも書き留めたいなと
思って。

先日

「おじいちゃんおばあちゃんになって若い人に
素敵な靴ですねって言われたときに“若いときに
靴作りやってたのよ〜“なんて話したりするの
なんかいいよね」

と、とある生徒さん。

もうそれは、めちゃくちゃいいと思ったし、なんか
それを想像したら今の靴作りが何倍も深いものに
なると思ったし、より明るい未来が見えた気がした。

以前、若い人に響くものづくりをしていきたいという感じの
投稿をしたんだけど、何だかそこにも通じるものがあるなと
楽しみが増えたようで嬉しかった。

今はうまく言葉が紡げないんですが、また一つ考えたい
テーマが膨らんだなと思いました。良き言葉が見つかったら
また書きますね。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220604

こんにちはこんばんは。

今日も超私ごとに考えていることをつらつらと。

引き続き下駄箱展を再開するならのお話。前回

工房に行ってみたくなる下駄箱展

工房にいるような気持ちになる下駄箱展

って書いたんですが、そのきっかけ。
それはとある海外のミュージシャン(たち)。

YouTubeなどで好きなバンドやアーティストの
ライブ動画を見ているとあることに気が付きまして。

ライブでギターを弾くときなどに座っている椅子が
自宅スタジオに置かれているものと同じな場合が多い。

しかもステージにはそのスタジオに敷かれているラグや
ソファーもセットされていることが多い。

そして来日公演の際、その椅子やラグなどがステージに
配置されているのを見たときに

「なんだろうこの安心の中にある高鳴りは」と。

当然生演奏は動画の何百倍も胸を打つし、帰宅したら
また動画も見たくなって余韻を味わえる。

アーティスト本人も馴染みのセットなのでライブは
終始リラックスと高揚が入り混じっている。

これって求めていることのヒントなんじゃないかな?
と。

なんてことで、予告通りそれほど大した話じゃないんですが
私にとっては唯一の趣味と言っても良い音楽をたのしむことから
ヒントが見つけられてずっと喉に引っかかってた小骨がポロリと
とれたような清々しさと嬉しさ。

じゃぁそこからどうしているのかという話も
それほど大きな話ではないのですが書きはじめて
しまったのでまた書きます。

ちなみに、みなさんライブに行く時っておしゃれして
行きますか?

私はせっかくなのでおしゃれしていきたい方です。
おしゃれかどうかは別として、の話ですけどね。
きっとこれは幼い頃のピアノの発表会の名残ですね。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220601

こんにちはこんばんは。

前回に続き下駄箱展再開するなら、の
心持ちについてです。

下駄箱展を再開する上での落とし所、

それは

いつも工房でオーダーの打ち合わせをするときの
ようにオーダーの受付をしたい。

この一点です。

のんびりおしゃべりを交わしながらご希望や
お困りごとを伺い、採寸をし、オーダーの
詳細を話し合う中で、お客さまのお好みなどを
見つけ出す。これが私のいつも通り。

いつも通りにできればいいのだけど、外イベントでは
なかなかそうはいかないと回を重ねる中で痛感。

私たちもソワソワ、お客さまもそわそわ、
お祭り状態になっちゃう時も。
それはそれで楽しいのだけれども、お作りするものの
性質上、そればっかりでは続けられないなと感じ
始めたのが3回目を終えた頃。

4回目を終えた時もその感覚は拭えず、楽しいけども
5回目は見送ろうと決めたのが2016年。

頭硬いなー、融通効かないな私って思います。
イベントなんだからお祭りでいいでしょ、と
自分でも思ってるのも確か。実際に楽しいし、
新しい感覚も湧いてくる。いいこともたくさん。

でも、全てがいつも通りといかなくてもいつも通り
みたいだったなと(自分達が)感じられる下駄箱展の
形を作っていきたいと思っちゃったんですよね。
ますます面倒な靴屋です。

そんな中、あるときにふと、

工房に行ってみたくなる下駄箱展
工房にいるような気持ちになる下駄箱展

の形を作っていくのはどうかなと思い始めました。

これはちょっとしたきっかけがあったのですが、
(大した話ではないのですが)
今回も長くなってしまったので今日はここで。

また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子