アラウンド・ザ・未来は過去の今

みなさまこんにちはこんばんは。

寒いですね。冬なので当たり前ですが、冬に言っちゃうセリフ第1位です。
寒い。

靴作りの道具や機材は鉄製が多いので触るのも辛いし放射冷却もなかなか
なものです。が、冬は楽しさ割り増しになるモノ・コト・出来事が多いので
やっぱり好きな季節。

そして冬は注文靴屋としては春に履き始める靴を作る時期です。ちょうど春に
お渡し予定の靴を幾つかの作業が続くこの頃です。

そのうちの一足、ジェンツーのオーダーをいただき、ちょうど木型の調整を
しているところです。

ジェンツーは前屋号のmmk靴工房という名前すらない頃から作っている
モデルの一つ。アデリーの同期(?)です。
※2003年にmmk靴工房という名称でスタートし、2013年にスタジオmmkに
改称しました


多分2001年ぐらいに初めて作ったんだと思います。(上の写真のものは
2008年に私物用に作ったものです)

都度都度の改善を加えながらとはいえ、基本的には同じ雰囲気で
今も作っています。まさしく定番アイテム。

ずっとずっと前に考えた靴に今まさに思いを馳せてくれている方が
いるというは本当に、本当にすごいことだなと以前のコレクションに
オーダーを頂くたびに思います。

ずっと前にご覧いただき長らく気になっていてくださった方もいれば、
長らくその存在を知らず、最近知ったという方もいるし、
前から存在はわかっていたけど、気にもかけてなくて急に気持ちを
寄せてくださる方もいたり。

アプローチはどうであれ、私達にとっての”今”が誰かの未来になるって、
こんなドキドキすることはあるだろうかと改めて背筋が伸びる気持ちです。

新しいコレクションを作る時は今作りたいし履きたいと感じたものを
作っているのですが、もうちょっとだけ詳しく言うと、今を大切に
ものづくりをしていれば、いつかの今になる未来で過去に想いを
はせられるのかな、という気持ちを持って生み出している、
というところなのかな。「あの時この一足を作ってよかったなぁ」
って思える時は筆舌に尽くしがたい、という表現がよく合うん
ですよね。

想いをはせられる時間や時代を持てるって幸せなこと、ですね。

今日もご覧いただきありがとうございました。

一方で、
昔できなかったことができるようになった反面、昔できていたことが
できなくなるというか、軽やかにやりこなせなくなったりってことも
あって、ものづくりは己の身体との対峙でも。。

若い頃の自分に言えるなら言いたい。
思った以上にダメージ来るぞ、

とね。

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