この頃のこと_多分あの頃のみんなのバイブル

こんにちはこんばんは、おはようございます。

今、作りたい履きものがあって、でもあと一歩アイディアが浮かばなくて、でずっと足踏みしています。もどかしいったらありゃしない。

考えすぎて思考が混濁して、楽な手技に走ってしまいそうになったり、周りから聞こえてくるトレンドと自分がやろうとしていることに乖離があって不安になったり。これはもう、めちゃくちゃ後で後悔するパターン。

で、こう言う時はネットで情報は漁らずに昔に集めた靴に関する資料や書籍を眺めるようにしてます。

過去の資料を眺めるのはアイディアをもらうと言うよりは自分は何が好きかを思い出す行為。不思議なもので炙り出しのように明確になってきて気持ちも視野もクリアに。

好きの幅も昔はものすごく狭かったから当時はふるいにかけて視野に入れていなかったものもあったけど、改めて眺めてみると心躍る要素がたくさんあったり。あとは忘れていた好きを思い出したり。

ブレてたものが少し落ち着いた感触。再度ブレる前に手を動かしていこうかなと。

昨日見たうちの一冊。

あの当時靴作りを志した人の多くの方々のバイブルだったんじゃないかな、の高田喜佐さんの本。当時の私にとってこう言う靴が作りたいが全部乗っている一冊は多分これしかなかったと思う。

頻繁には開かないけど、見終わるたびに心ほくほくな一冊。やはり、私は意思のある足元が好きだ。お守りの一冊。

高田喜佐さんはもちろん交流は全くないけども、好きを反映して楽しく靴作りをしていんだよと教えてくれた方の一人な気がする。巻頭に書かれていた文章では靴への思いが行ったり来たりしていた時期があったとも書かれていて、モノづくりは迷ってもOKだよと言ってくれてるようでそこも嬉しい一冊。

昔に革の展示会の帰りにその展示会場の近くにある喫茶店でお知り合いの方とガハガハと笑いながらお食事をされていた高田喜佐さんをお見かけしたことがありまして。その様子はとってもチャーミングで、すっごくおしゃれで素敵な方だったなーと。憧れるな、の佇まい。

その喫茶店は今もまだあって、仕入れの時に通るたびに思い出す一幕。

あとは大御所の方も地道に展示会周りをするんだなと思って遠い存在のようで、同じ延長線上に立っているんだなと思って勝手に励みに感じたのを思い出しました。

また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

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