冷えとれるブーツ

みなさま、こんにちはこんばんは。

今日は寒い!この冬一番の冷え込みだったそうですね。
作業部屋の窓はガスストーブのヌクヌクとコーヒー飲む為に沸かすお湯も
手伝って結露けつろketsuro、結露ってこの季節のストレスポイント。
でも寒いのは耐えられないので、都度フキフキしています。二重窓のお家の
人がウラヤマシイ。

そんな寒い時期に履きたいのがロングブーツ。冬でもおシャレはしたいです。
でも寒いのはノーサンキュー。そんな時のお役立ち靴がロングブーツ。
スカートの時でもふくらはぎをがっちりカバーするから暖かいし、ジーンズを
インして履けばオシャレしながらも無敵の暖かさ。

今週、夏にオーダー頂いたロングブーツをようやく納品いたしました。
ロングブーツは履ける時期が限られてしまうので出来るだけ早く早くと
思いつつ、昨年は諸々忙殺されていたため年をまたいでしまいました。。
大寒の前(?)、本格的に寒くなる前に間に合って本当に良かった。

そしてこの寒さもあって、自分で作っておきながら言うのもなんですが、
ロングブーツ、いいなぁ。ウラヤマシイ。

といいますか、毎年ロングブーツを納品する時に「いいなぁ。私も来年こそ
自分のを作りたいなぁ」と思うくせに、いざとなると大物がゆえ、なかなか
自分のものを作るところまで手を回せないまま気がついたらまたその年の冬が
やって来るの繰り返しのままはや数年。毎年お客様のブーツを見て羨望の眼差し
ビームを送るばかり。でもなかなか作らないので周りの人たちも「私も作るんだ」
って台詞はここ何年かはスルーされておりました・・

でもやっぱり欲しい!と言うことで、来冬にむけて絶対作るんだー!という
意思を表す為に革を買いました!更に、こうやって公に言ってしまえばその革を
他にまわさずちゃんと作ると思いますし。。。ということで宣言!夏頃から作り
始めます!!来冬、拍手してもらえるか、それとも作らずに笑われるか・・
精進しまーす。

ちなみに、ロングブーツは足回りの状態だけでなく、ふくらはぎの寸法や傾き
など、脚の状態も把握した上で製作する為必ずフィッティングを行わせて頂いて
いる関係で製作期間は最低4ヶ月頂戴いたします。また、その尺の都合で革を
大量に必要なため、早めの手配が必要となるので、冬が始まるタイミングですぐに
お履きになりたいという場合は夏のはじまりごろまでにご一報頂ければ幸いです。

みなさま、まだまだ寒い日が続きますので足下を暖かくしてお過ごしくださいね。

今日もご覧頂きありがとうございました。
来冬に製作(予定)のロングブーツを履いて、さらに5カ年計画で製作するつもりの
革ライダースジャケットを羽織り、キャーキャー言いながら調子に乗った50代を
迎える、と言うのが私の長いスパンの目標です。
お調子者は1日にしてならず。意外と時間がないかも?!

お靴紹介04:アデリーです

みなさん、こんにちは。mmkです。
今日も張り切って靴のご紹介をしたいと思います。

今回ご紹介するのはアデリーです。
ご注文価格は62.000円+消費税となります。
(但し、フィッティングを行う場合と専用木型を製作する場合は
別途費用がかかります。)

アデリーは前回ご案内のジェンツー同様、ハイカットの仕様の
シンプルなチャッカブーツです。前回のジェンツー同様、足首を
しっかりホールドしてくれる一足です。男性的な雰囲気ですが、
ジーンズなどのパンツスタイルはもちろんのこと、スカートなどにも
良くあう一足で男性女性問わないデザインです。

アデリーについてはアデリー詳細ページでもご案内していますので
是非ご覧ください。

前回のジェンツーのご紹介でも触れたように、アデリーはジェンツーが生まれる
前身となった靴です。ご紹介している写真はミシンですっきりと縫い上げていますが
元々は

このように手縫いで仕上げたものでした。(写真がフィルムの頃のもので
なんだか分かりづらくてスミマセン)こうやって見るとジェンツーと兄弟靴
だということがお分かり頂けるかとおもいます。

そしてこの手縫いアデリー、この靴はmmkが靴作りに導かれて行くことになった
ロンドンで出会ったデンマーク製の靴のオマージュで、何となく
「あ、こんな感じだなぁ」
と腑に落ちた瞬間を得た靴でもありました。言うならば、今のスタジオmmkはこの
一足からスタートしたと言っても良いのかもな。
(そのデンマーク製の靴は写真も残っていないし、実物も手元にないので
敬意を払いきれているのかは神のみぞ知るところですが・・)

少し前置き長くなりましたが、今回の展示ではこの手縫いタイプのサンプル靴の
ご用意はありませんが、受注はもちろん可能ですのでご希望の方がいらっしゃい
ましたら是非ご相談ください。

今日もご覧頂きありがとうございました。
お靴の紹介は一旦お休みし、次回はご注文をお受けする際の詳細などを
ご案内したいと思います。

さぁて、明日から12月。
カウントダウンが始まりましたよー。

mmkの下駄箱展vol.03
会場:神楽坂 フラスコ
期間:2013年12月13日(金)〜12月16日(月) 
最寄り駅:東西線 神楽坂駅 他(詳しくはギャラリーサイトをご覧ください)

ストーリーが見えるような

今日は朝からアイテム撮影。
物撮りは本当に難しい。でも写真を撮る事自体は決して嫌いじゃないので
楽しいです・・・・・・はじめの一時間ぐらいは。

今日は朝から16時ぐらいまでトータルで150枚以上は撮ったけど、撮っては
パソコンと繋ぎまた外して撮影して、を嘘みたいに繰り返しデジカメの
ディスプレイで見てよくてもパソコンに落とすと「なんだかなぁ」な写真
ばかり。

今回はバックに何も映り込まない状況を作りたかったので白い布、というか
白いシーツを机にのせて、それを立ち上げてガムテープで留めるという、この
ブログで最近おなじみのフレーズの「野暮い」感じ。

そして現実から目をそむけるのが大の得意な私は
「これはカメラのせいだ。カメラがわるい。カメラをもっと良いのに
買い替えればこんなことにはならないはずだ」
とか
「照明がわるい。まえまえから照明は良くないなと自分でも分かっていた。
照明のせいだ。照明をもっと素敵なのにすれば良いのだ」
などぶつくさ言っているうちに、野暮シーツを留めているガムテの粘着力が
さがりちょっと撮影してははがれ、直しては撮影して、ともう今日はヘトヘト
です。はい、分かっています。全て私の力不足と計算不足です。。。涙
(この後に食べたドトールのジャーマンドッグが嘘みたいに美味しかった!)

目で立体として見て「わぁいいなぁ」というものを平面である写真に落とし
込んで立体のときと同じぐらい「いいなぁ」と思わせるのはすごく難しい
ですね。フォトグラファーと言う職業は平面のなかに立体を感じさせ、
なおかつストーリをも読み取らせるというすごいお仕事なんだなぁと改めて
思いました。餅は餅屋!あれ、ちょっと違う?!

今日撮った写真がみなさまの目に触れるときには命の宿った素敵なものに
仕上がることをただただ祈るばかりです。後少し、お待ちくださいね!

今日もご覧頂きありがとうございました。
と言っても、私は実物という意味じゃなくて、データ?としては
3Dはやっぱり苦手で、2Dが色々と想像(や妄想)を駆り立てるよな、
と思います。技術はあまり進歩しないほうがいいよね。

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mmkの下駄箱展vol.03 開催決定!!
会場:神楽坂 フラスコ
期間:2013年12月13日(金)〜12月16日(月)

iPadminiと革に見る最近

「iPadmini買ってずいぶん経ちますけどブログの更新頻度あがりませんね」
と生徒さんから言われ、そうか、iPadminiでもブログは更新できるんだよな
とふと気がついたmmkです。こんにちは。

よくよく考えると私は結構便利なものをアレコレ持っている割に全く以て
うまく活用できていません。このところはすっかり月一更新が当たり前に
なってしまっているのがお恥ずかしい。。思いはあれこれ湧いてくるん
だけどいざ言葉に記すとなるとどうもウマくまとめることが出来ず、
日々のあれこれに追われていることを言い訳についつい先送りにしており
ましたが、便利なモノが手元にあるんだから活用するクセをつけるためにも
他愛のないこともアレコレ書いていこうと思います。

って、今までも他愛のないことばっかり書いているんですけど!!
閑話休題。

ここしばらく頭を悩ませていることは「円安」です。
嬉々と動画サイトを見る為に愛用しているこのiPadminiも先月末に
突然大幅値上げをしていてびっくり。(早めに買っておいてよかった)

気に入って使っている資材の多くは輸入物で、この円安の影響を受けて
大幅値上げが確実で(円安だけがその原因じゃないけど)今後の暫くの
間は注文靴鞄製作に大きな影響を与えることは間違いないです。どうする
のが良いのだろうか。資材のレベルを下げて価格を維持して行くべきなのか。
うーむうーむと頭を悩ます日々。。

でもふと自分がモノを入手するときにどういう判断をしているだろうと考え
たときに「何年先でも気に入って使っていたい」というのがキーワードで
あることが多い。もちろん、全てのものにおいてそうである必要もないんだけど
それなりの金額を出すものについては納得してから手に入れたい。自分の中の
基準を下回ったときに気に入っていたお店でも利用しなくなることが多いのが
事実だし妥協して買ったものも納得いかなくて結局使わなくなったり食べなく
なったりして、結局無駄にしている。

それで、私にとってその「納得」の決め手となる核は何だろうと思ったときに
それは素材とアフタフォロー、あとはそのものが生まれてくるバックグラウンド。
こう考えたときに私たちのシゴトもこの全てが問われている。
(バックグラウンドの部分は私たち自身の人となりなんだろうけど)
だから安易にレベルを落としたりは出来ないなと目が覚める思いだった。

ちょっと苦しい時期に入り始めているモノ作りの世界の入り口に立って、
作り手は同時に使い手であることを忘れていけないと身が引き締まる思いに
なりました。

苦境は好機、素材探しの為にあれこれ色んなところに行くのも良いかも!
と思っちゃった。根無し草なmmk,このへんのフットワークはめちゃくちゃ軽い。
海外買い付けも悪くないかもな。なんて。

ご清覧ありがとうございました。

patchwork something-01

いいお天気に恵まれているゴールデンウィーク後半、みなさまいかがお過ごしで
しょうか?ほどほどに予定が入りつつ、お仕事しつつ、だらだらしつつ、な結局
いつも通りの一週間です。今日は連休後半唯一の教室日ですがみなさん心なしか
のんびりな感じ。

そんなのんびりな今日は先日より話題にし始めたパッチワークな何かの続報です。
まず、サイズ的には幅約23cm、高さ20cm,マチ14cmと小振りでありながらも
比較的容量たっぷり目です。

どのくらいかと言うと

お財布、ポーチ、眼鏡ケース、携帯ポット、そしてポケットには携帯と鍵、
そしてフックに付けたパスケースを入れてこんな具合です。

そしてこのくらいの荷物であれば鞄口に付けたマグネットフックを留めると

鞄口もしっかり閉じられます。もちろん、マグネットフックを外してもっと
たっぷり入れてもよろし。使い方いろいろ。

持ったときの雰囲気は

このぐらいのサイズ感です。
aさん、モデルになってくれてありがとう。

昨日、お出かけの予定があったので、お天気もよかったし使い勝手をみるために
早速使ってみました。個人的にはサイズ感は「いい塩梅」と思いました。
もちろん、荷物の多さによって変わるかと思いますが、トート自体が小振りなので
マグネットフックを外して荷物をもっといれても特に大荷物にも見えないあたりが
気に入りました。

作り手としての細かいあれこれな気づきはありますが、そのあれこれに少し改良を
加えて製品化したいと思います。お楽しみに。

続いてのパッチワークな何かは、いくつかあがっているリクエストの中から作って
みようかな、と。今のところポーチ、ブックカバー、ショルダーバッグがリクエスト
にあがっています。ショルダーバッグは結構大物になるので、私たちの心が決まれば
と言うところでしょうかね。。。

全てにお応えできるかは分かりませんが、「こんなのがあったらいいなぁ」なんて
アイディアをお持ちの方がいらっしゃいましたらコメントに残して頂くかメールして
もらえると嬉しいです。

明後日はお仕事も兼ねてお出かけなので、明後日もこのトートをもって行こうっと。
晴れるとよいな。

ママが我が子の靴を作るクラス

冬のように寒いかと思ったら凄く過ごし易かったりと、いかにも春な
お天気が続いておりますが、みなさま体調崩したりしていませんか??

良いお天気に当たった今日は、以前より少し話題にしている「ママクラス」の
開催日でした。沢山の荷物抱えて更にだっこもして、時にはフラフラと歩いていく
子どもを追いかけて。。。と、小さなお子さんのいるお母さんにとってはお天気
次第でとれる行動がずいぶんと変わるかと思うので、ママクラスの日はお天気だと
いつも以上に嬉しいです。

そしてその晴れの今日、二人のおかあちゃんが愛しの我が子の靴を完成
させましたー!イエーイ!!

一生懸命作業をしたおかあちゃんたちはもちろんのこと、成長著しい子どもたちも
待ってましたとその場で早速試着!嬉しそう!かな?←大人のエゴ?!

※分かりづらいですが奥にも一人写っています。しかも何故か片方しか履かないという。。

そして早速記念撮影。ちいちゃんヒモを通すお手伝いしてくれました。

すごいじゃん!なんて言っているそばから今度は底面にヒモを通そうと
しておりまして。。ちいちゃん、底には通らんよ。きっと大人には見えない
穴があいているのだろう。。でもそんな姿もカワイイ。

今回は2歳児。このくらいの年齢はいきなり成長したり、または成長がゆっくり
だったりと子どもごとに成長速度はまちまちとは言え、やはりこの靴を履ける
期間は大変短いです。そして履いている子どもたち本人は全く良く分かっては
いないという。。

だけど、お母さんが一生懸命考え、そして作業をして作った靴をわずかな時間
とはいえ履くことが出来るだなんて大人になってから改めて知ったらこんなに
感慨深いことはないかな。結婚もしてなくて子もいないmmk,なんかいいなー、
と思いました。ま、自分が子どもな精神なのでご参加のおかあちゃんたちよりも
暴れる子どもたちとのほうがベクトル合ってるんだけどね。

そんなママクラス、主役はあくまで作業をするおかあちゃん(おとうちゃん)。
作りたいものを作ってもらうと言う考えからキットなどを用意したり、作るもの
を限定したりなど、特にカリキュラムを設けたりはしておらず、それぞれの
ペースで作業をし完成させるというスタイルを取っています。だいたい月一、
平日のどこかで三時間程度(主に金曜日)で開催しています。お子さんへの靴は
もちろん、簡単な革小物、またはじっくりと手の込んだ鞄など、ご希望に合わせ、
(そして子どもたちのご機嫌を伺いながら。。)楽しく作業しています。
もしご興味お持ちの方がいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせください。

patchwork something

気がつけば4月に突入しておりました。。皆様いかがお過ごしでしょうか??

今年は冬がいきなり終わって、毎年冬の終わりから春の始まりの頃には
「あれもこれもやりたくなってきた!」
と訳も分からずなっていたのに、その心の準備もないままあっという間に
春な毎日になっておりましたが、やっと気持ちと季節が釣り合い始め、
「そろそろやりますか」な感じでやり始めました。

何を?ですね。はい。「パッチワークな何か」です。
長年方々からのリクエストがありながらも、その手間を思うとあまり積極的に
耳を傾けていなかったのですが、パッチワークは自分の物作りの原点の一つでも
あるので10周年イヤーにあたる今年いっちょやりますか?と盛り上がり、
昨日から作り始めましたー。

手始めに人気のサイズの小振りのトートを作ってみよう!と言うことで
使用感などを確認する為にサンプルを作ってみているのですが、

3時間やってコレしか進みません。。。

「パッチワークな何か」の良いところは、型紙は取らずそのとき手元にある革と
糸で好きなように縫い進めることが出来る点なのですが、裏を返すと少しでも
迷いがでると全く先に進まず。。だいたい8時間で

このくらいまで進みました。これでトート半面の3/4と言うところでしょうか。。
手間がかかりますが、仕上がりの雰囲気は一枚革とはまた異なる個性的な表情に
なるのでその苦労が完成とともにアーッと言う間に晴れる気がします。
(気がするだけ?!)

また、使い込んでいくと革ひとピースごとに経年変化をおこし仕上がったばかりの
ときとは全く異なる表情を見せてくれるんですよ。そして、何より縫い繋いでいる
のでとっても丈夫!

今回は私たちだけではどうにもならないため、作業を手伝ってくれる方に
来てもらっています。もの作りの共通言語を持つ(しかもとても可愛い!)方で
色々アイディアも出してもらっています。こうやって新しい風が入ってくると
またもの作りの道幅も広がるかな?そういう点でも春がやってきたかなー?
と思ってみたり。

トートが終わったら色々他にも作って行く予定です。この子たちをお披露目
できる日をぜひ楽しみにしていて下さい!

お散歩は楽し

先月末から出張が続いてました。
前回のパッチワークブーツは直接お届けするために先月末は大分県に、
そして今月の初めは靴をご注文頂いているお客様の仮靴のフィッティングに
長野県は戸隠に行ってきました。

スタジオmmkでは可能な限りフィッティングは沢山時間をとっています。
正確に言うと長めの時間一緒に歩いてもらっています。実際に一緒に
歩いてみて歩き方のクセや歩いているときの視線の落とし方、などで
分かることが多いのです。
それに(特に足や脚、そして腰に悩みを抱えている)お客様の多くは
足入れしたあとと暫く歩いてみた後では靴の中で足や脚が感じることが全く
違うので長い時間歩いてみないとお客様自身も分からないことが多いと
見受けます。

あとは一緒に歩くことで色々お喋りしながらお客様の好みもいろいろとお聞き
することもできるし、で最近はフィッティングのときは出来る限り一緒に
歩いてみることにしています。

そして今回のお客様。
ご存知の方も多いかもしれませんが、戸隠は大変雪深い場所。こちらの
お客様は足と脚にすこし心配な点があるお客様のためフィッティングは
一度では済まないかもな、という思いと、あとは雪深い時期にわざわざ
上京していただくのはご不便だろうな、でも出来るだけ早く靴を完成して
お渡ししたいし、それに雪のある街では歩き方自体も変わってくるだろう
しなぁ。。。という気持ちもあり、それなら一度は私がお邪魔する
のが早いのでは?!という前のめりな考えをお伝えしたところ「ぜひとも」
と快諾していただき長野出張の運びとなりました。

東京からバスを利用しておよそ5時間程でお客様のお宅に到着。
座りっぱなしで疲れているはずなのに、雪国初心者のmmkはその景観に
ただただテンションをあげるばかりで3歳ぐらいの大型犬のごとく大興奮。
いい歳しているのにワーキャー言ってしまいました・・

写真はお世話になったお客様のご自宅のキッチンからみた外の風景。
離れのログハウスはご主人の手作り!(ご自宅も手作りでした)

そして

ご自宅のメインの暖房器具は薪ストーブ。お家全体をほんわかとあたためて
いて、ソファに座り外の景観を眺めながらパチパチと燃え鳴る薪の音を聴いている
だけで「今の私ってばステキ」と目を細めてしまうぐらい。。。

とどこかのペンションに静養で来たかのような錯覚に陥りそうになりましたが
「仕事だった!」と我に返りお持ちした仮靴を履いていただきフィット感や
中敷の具合などをチェックしていただきました。

大まかなデザイン変更はないものの、履いたときに生じるゆがみなどで出た
誤差の数値をあれこれ取られていただき、まず初日は室内で履いていただき
軽く具合をみて、翌日本格的に外を歩いて改善点を見つけましょうと言う
ことになりまして、

翌日はフィッティング歩行も兼ねて戸隠散策をしましょう!とご提案頂き
パワースポットで有名な戸隠神社まで連れて行って頂きました。

参道入り口の鳥居。一番雪深い時期は鳥居を覆う程になるんだとか。


参道の中間地点からは有名な杉の大木参道。チイコク写っているのは私です。
そのぐらいの大木で本当に圧巻!

戸隠エリア一帯は山の中にある為、殆どの道が坂道です。
足が前傾・後傾するので足の踏ん張り方などが千葉の平坦な土地でフィッティング
歩行をするのとは全く異なるため、改めて足を運んだ甲斐があったなと思いました。

その後ご自宅に戻り更にご近所を散歩しながら歩き、トータル3、4時間ほど
お履きいただき、こちらが懸念していたような問題は特に起きず、一足目の
仮靴でほぼオッケーとなり、一安心。お客様も大変喜んで下さり、一安心。
改めての改めて、足を運んで本当に良かったです。

本番の靴は雪も溶けきったゴールデンウイークあけぐらいに納品できるかな。
草木が生い茂る中を沢山歩いてみてもらえたらなと思います。

ちなみに、
デフォルトが腹ぺこ顔の私mmk,大変察しの良いお客様で初日はご自宅で
手作り餃子パーティー!

この後焼き・蒸し・茹でと三種の餃子をビール(ギョービ)とおしゃべりと共に
堪能。満腹満腹幸せ幸せ。

そして翌日は戸隠と言えば戸隠そば、ということで

戸隠そばを頂きました。とっても美味しいおそば!
おそばは当然美味しかったですが、その奥に写っている「そばだんご」
も実に美味しかったー。

こうやってお仕事とはいえ、普段は行かない場所にその地元の方にガイド(!)に
なってもらっていろいろと足を運べて美味しいものも食べられて実に幸せ。
靴屋って良い仕事だなー。え?!そこ??

自由と言う規制?

年明けのご挨拶からすっかり時間が経ってしまいましたが。。。
寒い日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?

ブログ更新とともに新しいアイテムの追加と靴教室の空き状況を
更新しております。そちらもぜひともご覧ください!

その新しいアイテムと言うのはトップの写真のロングブーツです。
細かい部分はメインサイトのパッチワークのページにてご紹介しています。

ご依頼主は長い長いおつきあいのお客様で、「この手」のものが大好きで、
studio mmkサイトの「パッチワーク」のカテゴリを成立させてくれている?方です。
回を重ねるごとにご要望がディープになっていき、今回はとうとう?このような
仕上がりとなりました。

って自由すぎませんか?!これ!!
作った私たちが声を大にして言うぐらいなので相当自由です。
(ご依頼主曰く、これは普通とのことですが。。)

でもこの自由な発想を具現化できるのが注文でお仕事ができる
醍醐味でもあり、また普段は洋服と合わせたときの全体像を
イメージして比較的シンプルな靴・鞄を製作することが多いので、
この遊び心満載のご依頼を毎回楽しんで製作させてもらっています。

ただ、私たちが常に頭に入れていなければいけないことは、私たちは
作家ではなく日用品を作る人間である言うことです。なので自由なご要望を
取り入れるときこそ表面に見えているところではなく、歩行性・利便性・
機能性を考えて見えなくなる部分をしっかり考えて設計してから製作する
ようにしています。自由であることは沢山の規制も伴うことだなと
改めて思うお仕事です。

というか自由自体がある種の規制であると言うことですね。これって何事に
も通じることなのかもですねー。そう思うと不自由に感じることって実は
自由ってことなのかも。あら、珍しく哲学的な私。

ちなみに履いたお姿はコチラ。

お渡ししたときは悲鳴をあげるぐらい喜んで下さいました。(このとき食事を
ご一緒しましたが、そのときの味を忘れるぐらいだったと言ってくれました!)
毎回この瞬間に大変だったことは忘れちゃって、また新たな「自由」な
依頼を安請け合いしちゃうんだよなぁ・・なんて!

でも正直作業は大変だったぞー!私たちってばよく頑張った!!
でもまた頑張りまーす。

mmk

台風並みの勢い


とっても強い台風が近づいていて、轟音が鳴り止まないですね。
おんぼろ靴工房は鉄筋のはずなのにがたがた言っていてびくびくですが
皆様無事におすごしでしょうか?
mmkは台風が来ると写真のショルダーバッグ(真ん中)を作ったときを
いつも思い出します。
確か8年か9年前に秋に超巨大台風が関東に上陸するとの予報が出ました。
これは家から一歩も出られなくなるなと思い、その頃お仕事がまだ暇だった
こともあり、よっしゃ!ともの凄い勢いで型紙を作り革を裁断、穴をあけて
糸を作って持ち帰り、家壊れるか?!と思いながらチクチクと一日中縫い、
結局トータル3日ぐらいで仕上げたのでした。台風の思い出が鞄って人は
あんまりいないだろうなぁ。(笑)
そういえば右隣のトートもやはりお仕事がまだ全然なかったときに(涙)
手持ちの余った革で作ったもの。これももの凄い勢いで作ったんだったなぁ。
どちらも気に入った革で作ったし、形も気に入っていたし、あとは残念なほどに
ビンボッコチャンだったので鞄を買うお金もなかったのでいつも使っていたら
「どこで買ったんですか?」と聞かれる機会が多くなり、いつの間にかmmkの
定番アイテムの一つになり、現在も鞄類を作るときの原型になっています。
よくよく考えると靴も同じような感じで普段履きの靴を作っては履きまくって
いたらお客様の目にとめていただき注文を頂けるようになりました。
今でもその頃のお客様には大変よくしていただいていて、本当にありがたい
ことです。
その頃に比べると場数もこなし、熟考して数手先まで考えられるようになったけど
勢いでやることで得られるものもあるのだとこのショルダーバッグを使う度に
思います。変な言い方だけど、考えすぎずでもよく考える、ってとこかな。
仕事のやり方って色々だけど、長く続けていくには楽しんでやれているか、
何かに特化しているか、または完璧な戦略や統計調査のもとに行っているか。
あり得ない程の負けず嫌いか、いやいや恐ろしい程開き直れることなのか。
この中のうちの二つぐらい当てはまっていると成立するような気がする。
(mmk調べ、あくまで何となくね)
ひとまず二つか三つは当てはまっているかなとの自己判断。
お察しの方も多いと思いますがうち一つはそうです、負けず嫌い、です(苦笑)
でもかなりの開き直ったところもあるか。うーん、タチ悪いですね。
と、台風でお家に帰れなくなってしまって実は心寂しいmmkなのでした。。
さてと、あのときのように作業でもしますかね。
皆様気をつけてお過ごしくださいませ。