この頃のこと20220614

こんにちはこんばんは。

今回もどんどん脱線、つらつらと。

靴教室では様々なオケージョンの方々と
一日3時間〜6時間ほどご一緒するので、
作業中はいろんな話を聞かせてもらえます。

先日

「私、無趣味なんで」

と話す生徒さん。

え?無趣味?と一瞬思ったけども、英語で言うところの
HOBBYの趣味という意味ではなくTASTEの方の趣味。
これじゃないとダメ、とかあれがいい、というのがあまり
ないんだそう。

一回取り入れてみて、自分と合うかどうか決めているってこと
なのかな、と。実際に、仕上げているものはいつも素敵で
なおかつ生徒さん本人にもよく合っている。なんでも良い
という意味ではないということは結果に現れていて。

そう思うと、無趣味ってめちゃくちゃいい言葉で実に豊か
だなと感じました。

実はここ10年ぐらい苦手と思っていたものが全然そうじゃ
なかったということが度々起きていて、その都度いろんな
ことがなんでも大丈夫状態に。

ちょっと節操ないというか、ものを作る上でこれでいいのかなと
思う時もあったのだけどこの話を聞いて少し自信が湧きました。
究極の無趣味状態になったらいわゆる“無双“ってやつに
なれるのかも?!ですね。

って、単純にミーハーになってきているだけなのかも、ですが。

それはそれでいいかなと思っているこの頃です。

最近は素敵なお話聞いたり出会ってもすぐに忘れて
しまうので、備忘録的にもまた書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220608

こんにちはこんばんは。

前回のおじいちゃんおばあちゃんになったら
の話からの派生で少しほど。

まず、スタジオmmkは夫婦共々シャツが好きです。
シャツっていいですよね。何がいいってボタンの開け具合や
袖の捲り具合で雰囲気が変わる上に体温調整がとてもしやすい。

アイロンをかければピシッとした気持ちに、
洗いざらしならラフな気持ち。

着方によってもシャキッとした気持ちになったり、
ゆったりした心持ちにもなれる。

初冬から春までずっとセーター、それ以外ずっとシャツ、
夏はところどころTシャツ、みたいな靴屋です。

二人とも好みとしてはボタンは小さめが好きです。

好きなんですが、小さいボタンの付け外しが徐々に
辛くなってきました。職業柄長年酷使し続けてきた
指先の動きは同年代に比べると鈍くなるのが早いのは
仕方ないですよねぇ。

でもシャツは着たい。ずっと着ていたい。
でも指先の動きの鈍りはおそらく止められない。

そうなると目の付け所を変えるしかないのかなと。

まず、滑りの良いボタンが付いているか見るようになりますね。
これかなり大きいです。小さいボタンでも滑りが良いとだいぶ楽。

大きめのボタンでもくぼみや形によってそれほど大きく見えない
ものがあるのも段々わかってきました。今はそういうのを
探すのも楽しみの一つになりました。

好きだったものを初めて好きになった時と同じぐらいの
スタンスで好きでい続けるのは難しいのですが、好きの
軸はそのままで、好きへのアプローチを変えて好きでい続け
るってのが可愛らしく歳を重ねる方法の一つかなぁと今は
思ってます。

靴や鞄を作るときもこのポイントを忘れずにいると
軽やかにものづくりと向きあえるな、とも思ってます。
シニア靴屋、ものづくりへのアプローチをまだまだ
広げて行きたい所存です。

シャツの余談としては、

私個人で言うと、毎年一枚、一人のお針子さんが全ての作業を
担い仕上げるシャツというのを買っています。シャツは何枚も
持ってるんですが毎年心打たれてしまいついつい。。
(よく聞く一入れ一捨てというやつできないので溜まる一方・・)

お針子さんは何名かいるのですが「この仕上がりいいなぁ」
と思って担当した方のイニシャルを確認すると
(シャツの品質表示に一緒にプリントされている)
大体同じお針子さんのイニシャルが。潔い縫い目と
仕上がりなんですよねぇ。聞いたらメンズが得意な方
なんだとか。なんだか納得。

あとは仕上がりが若々しいなと感じるとそのお針子さんは
チームの中で一番の若手だったりして。面白いですねぇ。

長いお付き合いのお客様はお納めした歴代の靴の縫い目を見て
「あの人たちも年を重ねたねー」とか思っていたりするのかな。

下駄箱展についての話、早く書けよですね。
日々脱線、都度無駄話。でもこれが楽しいお年頃です。

また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220605

こんにちはこんばんは。

今回は前回の続きか、

と思わせて全然違うような繋がっているようなことを。

すみません、もういいお歳なので話があっち行ったり
こっち来たりしちゃって。

というのもこれは早く自分のためにも書き留めたいなと
思って。

先日

「おじいちゃんおばあちゃんになって若い人に
素敵な靴ですねって言われたときに“若いときに
靴作りやってたのよ〜“なんて話したりするの
なんかいいよね」

と、とある生徒さん。

もうそれは、めちゃくちゃいいと思ったし、なんか
それを想像したら今の靴作りが何倍も深いものに
なると思ったし、より明るい未来が見えた気がした。

以前、若い人に響くものづくりをしていきたいという感じの
投稿をしたんだけど、何だかそこにも通じるものがあるなと
楽しみが増えたようで嬉しかった。

今はうまく言葉が紡げないんですが、また一つ考えたい
テーマが膨らんだなと思いました。良き言葉が見つかったら
また書きますね。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220604

こんにちはこんばんは。

今日も超私ごとに考えていることをつらつらと。

引き続き下駄箱展を再開するならのお話。前回

工房に行ってみたくなる下駄箱展

工房にいるような気持ちになる下駄箱展

って書いたんですが、そのきっかけ。
それはとある海外のミュージシャン(たち)。

YouTubeなどで好きなバンドやアーティストの
ライブ動画を見ているとあることに気が付きまして。

ライブでギターを弾くときなどに座っている椅子が
自宅スタジオに置かれているものと同じな場合が多い。

しかもステージにはそのスタジオに敷かれているラグや
ソファーもセットされていることが多い。

そして来日公演の際、その椅子やラグなどがステージに
配置されているのを見たときに

「なんだろうこの安心の中にある高鳴りは」と。

当然生演奏は動画の何百倍も胸を打つし、帰宅したら
また動画も見たくなって余韻を味わえる。

アーティスト本人も馴染みのセットなのでライブは
終始リラックスと高揚が入り混じっている。

これって求めていることのヒントなんじゃないかな?
と。

なんてことで、予告通りそれほど大した話じゃないんですが
私にとっては唯一の趣味と言っても良い音楽をたのしむことから
ヒントが見つけられてずっと喉に引っかかってた小骨がポロリと
とれたような清々しさと嬉しさ。

じゃぁそこからどうしているのかという話も
それほど大きな話ではないのですが書きはじめて
しまったのでまた書きます。

ちなみに、みなさんライブに行く時っておしゃれして
行きますか?

私はせっかくなのでおしゃれしていきたい方です。
おしゃれかどうかは別として、の話ですけどね。
きっとこれは幼い頃のピアノの発表会の名残ですね。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220601

こんにちはこんばんは。

前回に続き下駄箱展再開するなら、の
心持ちについてです。

下駄箱展を再開する上での落とし所、

それは

いつも工房でオーダーの打ち合わせをするときの
ようにオーダーの受付をしたい。

この一点です。

のんびりおしゃべりを交わしながらご希望や
お困りごとを伺い、採寸をし、オーダーの
詳細を話し合う中で、お客さまのお好みなどを
見つけ出す。これが私のいつも通り。

いつも通りにできればいいのだけど、外イベントでは
なかなかそうはいかないと回を重ねる中で痛感。

私たちもソワソワ、お客さまもそわそわ、
お祭り状態になっちゃう時も。
それはそれで楽しいのだけれども、お作りするものの
性質上、そればっかりでは続けられないなと感じ
始めたのが3回目を終えた頃。

4回目を終えた時もその感覚は拭えず、楽しいけども
5回目は見送ろうと決めたのが2016年。

頭硬いなー、融通効かないな私って思います。
イベントなんだからお祭りでいいでしょ、と
自分でも思ってるのも確か。実際に楽しいし、
新しい感覚も湧いてくる。いいこともたくさん。

でも、全てがいつも通りといかなくてもいつも通り
みたいだったなと(自分達が)感じられる下駄箱展の
形を作っていきたいと思っちゃったんですよね。
ますます面倒な靴屋です。

そんな中、あるときにふと、

工房に行ってみたくなる下駄箱展
工房にいるような気持ちになる下駄箱展

の形を作っていくのはどうかなと思い始めました。

これはちょっとしたきっかけがあったのですが、
(大した話ではないのですが)
今回も長くなってしまったので今日はここで。

また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220529

こんにちはこんばんは。

日々更新、とか謳っておきながらちょっと間が
空いてしまい、三つ子の魂百までだなと我ながら
思う週末。

この頃はオーダーいただいたアレソレの製作作業や
直接お会いしたりメールでやりとりしたりと打ち合わせの
日々でした。

そんな中で
「しばらく下駄箱展をやってないですね」
との質問を受けました。

2015年12月が最後の開催だったので6年半ほど
経ちました。経ってしまいました、が正しいかな。


2015年開催時の様子。
この時の新作靴はNWブーツでした。

誰かに強制されてやるものでもないのですが
楽しみにしてくださっている方もいると思うと
そろそろ、そろそろ〜、

と思いながら時が経ち、パンデミックもあって気が
つけば2022年。

じゃぁなぜなかなか再開しないのか、というと
9割ぐらいの理由はなんとなく、です。すみません、
大きな理由ではなく。。

ただ、残りの1割は私としては再開するにあたっての
落とし所と思っていて。その落とし所がみつかりかけた
のがコロナ禍に入る少し前でした。

このテーマ?は少し長くなる予感がするので
今日はこの辺りで、です。

また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220524

こんにちはこんばんは。

晴れ続いて作業日和のこの頃です。

今日はこれからオーダー品の裁断。

スタジオmmkでの靴製作作業は夫が裁断・縫製を、
私は木型のことや釣り込みを始め、底付け関係の担当と
なっています。

なんとなく、一般的には男性が釣り込みや底付けを担いそうな
イメージを持たれていそうですが、うちはもう10年以上この
スタイルです。

夫の裁断はあまり一般的ではないですが、アートナイフを
裁断用ナイフにしています。

靴はほぼ曲線なので革用包丁や切り出しナイフだと刃捌きの
塩梅が良くないんだそうです。

裁断しているところを見ていると、革に型紙をあてがい、
その型紙に沿わせるように刃先をわずかに革に当てて
レーザーカッターのような動きで裁断しています。

このレーザーカッターのような動きのおかげで、以前少し
ご紹介したロングブーツの生き物モチーフや革チャームを
まるで絵を描くように切り出せています。

切り出せてます、なんてまるで私も同じぐらいできるような
口調で書いてしまいましたが、何度も何度も真似をしている
のですがなかなか上達しないんですよねぇ。
内緒のコツでもあるのかも?

実は心の中で「たまには釣り込みも底付けもやってくれて
いいんだけどね」と思ってるんですけどね。

実際に言葉にして伝えてもいますが、聞こえないふり
している模様。

まぁ、長けている方が担うのが職場としてはヘルシーで
しょうかね。

また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220521

こんにちはこんばんは。

晴れが続いたなぁと思ったらまた雨カムバック。
梅雨への心づもりをしておきなさいと言われている気分。

今日は土曜日でしたが靴教室がお休みだったので
オーダー製作用に急遽必要なものが出たので仕入れへ。

週末に仕入れに行くことはほとんどないので、お店の雰囲気が
いつもよりのんびりしていてゆっくり資材を見れるし、お店の
人とこの頃の靴製造業界のことなどを話したりもして。
(主にこちらの質問ばかりだけど)


お店に着いた途端に滝のような雨。振り返って写真を
撮ったら全部がピンぼけするほど。

まぁしかし、
このパンデミックや彼の地の争いの影響はさまざまな形で
影響が出てきているんだなぁと、この2年で何度も味わっている
痛感とやらを今日もひと匙いただいて帰路につきました。
いつになったら苦くないひと匙をいただけるのだろうか・・。

ただ、これまでもいろんな形の痛感があったけど、ものづくりの手綱を
手放さず、でも握りすぎずでやってこれたのは紛れもない事実。

これからも手綱の握り方を工夫してやっていくだろうなという思い。
いや誓い。靴作りに限らず、今まで通り何も変わらずって何も
ないからね。

業者さんも以前は週末営業しているところはほとんどなかったけども
ここ数年で個人で活動する人が増えたからか、営業しているところも
ちらほら増えてきたし、小ロットでもお願いすれば資材を調達して
くれるなど、細かい対応をしてくれるところが増えていると思う。

古い古いと言われている靴業界の形態だけど、緩やかに
時代に合わせてやっている所が増えているのも確か。
守りつつ変えつつ、でやれるのがいいですよね。


そして帰宅後早速オーダーお仕事に。定番アイテムではあるけども
初めての革で初めてのご提案色々。

初めて尽くしがうまく働くといくといいな。

また書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220519

こんにちはこんばんは。

昨日今日と気持ちよく晴れて、その前の1週間のジメジメに
よる精神的ダメージをリカバー。晴れてるって、それだけで
元気出ちゃうからお天道様ってすごい。

元気になれるというと、明るい色の革もテンションを
上げるにはもってこいかなと思います。

先日は「とにかく青が大好き」な生徒さんからの
リクエストを受け、個人的には質も色も納得いくかな?
と思える青い革と出会い仕入れました。

おかげさまで生徒さんのお好みにピッタリ合いとても
気に入ってくれて、早速ミニトートミニショルダー
裁断に取り掛かってくれました。

その場に居合わせた生徒さんも「目が覚める青さ!」と
沸き立ち、楽しいひと時。

ご本人からも、他の生徒さんからも上々の反応をいただき
仕入れたこちらはほっと一安心。

あとは、試しに仕入れた濃ゆいピンクの反応が実によくって。

入荷したものをお披露目した際にはアレとかソレとか作って
みたい!とたくさんの生徒さんから体温上がるようなレスを
いただきまして。

私個人的にとにかく可愛くって仕方ないと思って
仕入れてみただけだったのだけども、結果的に
みんな喜んでくれて嬉しかったな。
バイヤーの方のやりがいってこういう瞬間なのかなぁ、
なんて思ったり。

そして、いつも私の仕入れを信用し、期待してくれている
お客様や生徒さんにこれからも応えられるよう、自分の正解を
見失わないようにしたいなと改めて誓いました。

またグッとくる革に出逢ったらこちらでも書きますね。

スタジオmmk 鈴木満美子

この頃のこと20220517

こんにちはこんばんは。

前回に引き続き靴教室のことを。

先日の靴教室でベビーシューズが完成しました。
ギフト用です。

キャンディー缶の中身のような、トイ・ストーリーの
キャラクターにいそうな、元気が出るポップな色合いと
いうこともあり製作期間中は生徒さんの棚のアイドル的存在でした。

早く仕上がりが見たいね、と思いつつもその愛らしさに
ずっと棚にあって欲しいようなそんな存在でしたが、
仕上がりのその瞬間はやはり嬉しく、私を含め完成の
タイミングに居合わせた方々は愛おしさの思い100%で
その瞬間を見届けました。

生徒さんご自身の靴やバッグ、小物類が仕上がる瞬間も当然
嬉しいけどその先に贈り先があるものを一緒に仕上げていく
ことも実に嬉しく。

正確にいうと嬉しさ半分、責任感半分、かな。
お贈り先の方が喜んでくれるよう仕上がるまでの
道案内はちゃんとしたいなという思い。

作り手である生徒さんも自分のものじゃないという
プレッシャーで楽しめない瞬間もあっただろうなと
思うけど、こんなに可愛く仕上がってとっても
嬉しそうでした。よかったよかった。

こんな感じで大人の靴はもちろん、ベビーシューズや
子供靴も靴教室ではお作りいただけます。

靴は製作期間がとても長い上に、それぞれのペースで
進めていくため靴教室の様子をこまめにご紹介することが
なかなか難しいのですが、ちょこちょことまた書きます。

スタジオmmk 鈴木満美子